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次世代Bluetoothに高精度の測距機能。「利便性、安全性、セキュリティが飛躍的に向上」

Bluetooth Special Interest Group(Bluetooth SIG)は米国時間9月3日、Bluetooth接続デバイスの利便性、安全性、セキュリティを飛躍的に向上させるという高精度測距機能「Bluetoothチャネルサウンディング」を発表した。このBluetoothチャネルサウンディングは同日にリリースされたBluetoothコア仕様バージョン6.0に含まれている。

同機能により「日常的に用いられる数十億台ものデバイスに正確な距離認識機能をもたらし、開発者とユーザー双方に革命的な可能性を切り拓いて、コネクテッドデバイスの世界に無限の可能性を解放する」とのこと。

Bluetooth SIGは鍵や財布、バックパックなど個人の持ち物に取り付けるBluetoothタグに加え、「紛失防止」機能を内蔵したBluetoothデバイスも急速に普及し、あらゆるBluetooth接続デバイスが「紛失防止」デバイスとなる可能性が生まれているとし、新機能であるBluetoothチャネルサウンディングを活用すると、開発者は紛失防止デバイスに正確な距離認識機能を追加でき、ソリューションの精度とユーザーの使用感を向上させられるとしている。

またユーザーは、これまでよりもはるかに容易、かつ迅速に紛失物のいちを特定できるようになるという。

また自動車からドア、門、金庫、自転車などもBluetoothを採用して、キーレスアクセスと高いセキュリティの施錠メカニズムを実現しており、Bluetoothチャネルサウンディングを使用することで、そのセキュリティと使い勝手を向上させ、認証されたデバイスが特定の距離内にある場合のみ解錠を許可するなど、より高度な制御も可能になる。

Bluetoothチャネルサウンディングは、こういった紛失防止、デジタルキーソリューション以外のアプリにもメリットをもたらす可能性を備えており「私たちのコネクテッドな世界との関わり方を根本から変える可能性がある」とのこと。