ニュース

エプソン、簡単設置な小型スマートプロジェクター。Google TV搭載で約10万円から

Google TV搭載スマートプロジェクター「EF-21」

エプソンは、3LCD方式のホームプロジェクター“dreamio”(ドリーミオ)の新商品として、Google TVを搭載したコンパクトモデル「EF-21」「EF-22」を10月24日より発売する。価格はオープンプライス。直販価格は、スタンド無しのEF-21が108,900円、スタンド付きのEF-22が137,500円。

2020年11月に発売した、小型レーザープロジェクター「EF-11」「EF-12」の後継モデル。TOFセンサーによる約1秒の自動台形補正を実現。Google TVと内蔵スピーカーも備えているため複雑な接続もすることなく、気軽に設置して大画面を楽しめるのがポイント。

EF-22(ネイビー)
背面

ボディカラーにもこだわっていて、EF-21ではインテリアになじみやすく、トレンド感のあるホワイト、ベージュローズ、スモークアイスグリーンの3色をセレクト。スタンド付きのEF-22ではテクノロジー感を醸し出したメタリック調のネイビー、ブラックの2色を用意する。

なお、EF-21/EF-22の違いはスタンドの有無と内蔵スピーカー、動作音、サイズとなっていて、基本的な機能や画質性能は共通となる。

EF-21(ホワイト)。右に見えるのは電源ケーブルの差込口
EF-21(ベージュローズ)
EF-21(スモークアイスグリーン)

前モデルから大幅に進化したのが、簡単でフレキシブルな設置性。前世代のEF-12では、自動台形補正と自動フォーカスの2つの機能を備えていたが、台形補正には15秒程度の時間が必要だった。EF-21/EF-22では、フロント部分にレーザー光で距離を測るTOFセンサーを内蔵。パターン表示もなく、約1秒で自動で台形歪みを補正できるようになった。

障害物回避機能も搭載。時計やエアコンなど、家庭の壁にありがちな障害物を検知するとそれらを避けるよう、自動で投写した映像を調整してくれる。また投写映像をスクリーンのフレームにフィットするよう、自動で調整してくれる機能も備えた。

内蔵OSも、従来のAndroid TVからGoogle TVへとアップデート。Android TVではNetflixの公式アプリが利用できななかったが、Google TVであれば別途再生機器を用意することなくプロジェクター1台でNetflixが楽しめる。

Netflix以外にも、YouTubeやApple TV、Prime Video、Disney+など、様々な動画配信サービスをサポート。5Wのステレオスピーカーを内蔵しているため、1台で映像も音声も楽しめる。なお、EF-21はバスレフレックス、EF-22はパッシブラジエーター仕様となっている。

付属リモコン。YouTube、Netflix、Prime Videoのダイレクトボタンを用意する

映像面では、引き続きエプソン独自の3LCDパネルを搭載。解像度はフルHD。明るく色鮮やかで、カラーブレイキングのない描写を特徴とする。レーザー光源を採用し、明るさは1,000ルーメン。ダイナミックコントラストは250万対1。HDR規格のHDR10、HLGもサポートする。

スマホとの連携も可能。手持ちのスマートフォンの映像をワイヤレスでプロジェクターから投影できるGoogle Cast機能も備えた。

スタンド付きのEF-22は、台座が横360度・上下150度回転可能。角度調整もしやすく、天井に向けて簡単に投写できるようになってる。

天井への投写も可能

動作音は、EF-21が通常23dB/最小19dB、EF-22が通常22dB/18dB。EF-21が1dB大きい理由は、ACアダプターを筐体内部に収めたためだという。

インターフェースは、HDMI入力×1(ARC対応)、USB-A、ヘッドフォンジャック。外形寸法/重量は、EF-21が197×191×110.5mm(幅×奥行き×高さ)/約2.3㎏、EF-22が236×191×191mm(同)/約3.0㎏。

角を丸めたデザイン。なお、インターフェースはEF-21/EF-22ともに共通