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Insta360、ライカ共同開発アクションカメラ「Ace Pro 2」。最大8K/30p録画

Insta360 Japanは、アクションカメラの新モデルとして、ライカと共同開発した「Ace Pro 2」を10月22日に発売した。価格は通常版(ウィンドガード/バッテリ/標準マウント/マイクキャップ/USB-Cケーブル付属)が64,800円、デュアルバッテリーキット(ウィンドガード/バッテリー2個/標準マウント/マイクキャップ/USB-Cケーブル)が67,800円。

直販サイトでは、見えない自撮り棒+三脚などが付属するスターターキット、ヘルメット顎マウントなどが付属するバイク撮影キットなど、付属品をカスタマイズすることもできる。

アクションカメラとして初めてデュアルAIチップを搭載。新しい1/1.3インチ8Kセンサーと、157度の広視野を実現するライカ・ズマリットレンズも備えている。8K/30fpsや4K/60fpsのアクティブHDRで、高フレームレートの滑らかな動画撮影が可能。2.5インチ大型タッチスクリーンも装備する。

AI技術を使い、撮影から共有までスマートな体験を実現したといい、録画の一時停止やキャンセル、ジェスチャーや音声による操作、自動編集、AIハイライト・アシスタントなどが利用できる。

筐体デザインも改良。より頑丈で信頼性の高いアクションカメラになった。防水性能は水深12mに向上し、ウィンドガードと取り外し可能なレンズガードを備えた。別売の潜水ケースに入れると水深60mまで対応可能。最低動作温度は-20度で、ウィンタースポーツや厳しい気象条件にも耐えられる。

進化した1/1.3インチ8Kセンサーは、13.5ストップのダイナミックレンジを実現。プロ仕様の専用イメージングチップを搭載し、画像処理とノイズ低減を行なう一方で、これとは別の5nm AIチップがさらなる画像処理とカメラの全体的な性能向上に寄与するという。FlowState手ブレ補正技術も搭載。360度水平維持機能も利用できる。

低照度専用のPureVideoモードも進化。カスタム学習した複雑なAIニューラルネットワークを活用し、リアルタイムでノイズを低減。ディテールを強調することで、低照度環境でもクリアで明るい映像を実現するとのこと。

日中は、進化した4K/60fpsアクティブHDRにより、強いハイライト部とシャドー部のディテールを再現し鮮やかな映像を実現。さらに広角になった157度FOVでより広い範囲を捉えるため、Vlog撮影や風景が重要なシーンの撮影にも最適という。

新しい着脱式ウインドガードにより、風切り音とノイズを低減。オーディオアルゴリズムも一新し、「プロレベルのクリアな音で録音できる」とのこと。磁気マウントシステムでアクセサリーをシームレスに着脱交換可能。

1,800mAhのバッテリーを搭載し、新しい耐久モードでは4K/30fpsでInsta360 Ace Proよりも50%長い連続撮影時間を実現した。連続録画時間は180分。急速充電により80%まで18分、100%まで47分で充電できる。

他社製スポーツアクセサリーとの互換性も拡大。Garmin、Apple、COROS、Nike Run Clubなどの他社製スポーツブランドやアプリからリアルタイムの統計情報をオーバーレイし、データリッチな動画を作成できる。モトブロガー向けの機能として、Ace Pro 2をSenaやCardoなどのバイク用ヘルメットヘッドセットとペアリングすると、クリアなデュアルトラック・オーディオとハンズフリーの操作が可能になる。

統計情報をスマートフォンから直接Insta360アプリに追加したり、GPSプレビューリモコンを使ってライブプレビューや遠隔操作も可能。

フリップ式タッチスクリーンは2.5インチ。ピクセル密度が70%増え、明るさが6%向上。明るい直射日光の下でも高い視認性を確保する。

画質を損ねずに2倍でズームイン/ズームアウトする「4Kクラリティズーム」や、録画ボタンを押す前の最大120秒前の映像が保存できる「プリ録画」機能なども備えている。複数カメラをシームレスに同期できるタイムコードにも対応。

撮影後はAIハイライトアシスタントがカメラ内で自動的に最高の瞬間を見つけハイライトにまとめてくれる。AI技術を活用したInsta360専用アプリを使用すれば、進化した自動編集、テンプレート、編集ラボのクリエイティブなエフェクトなどが使用可能。アプリのAI自撮り棒消しゴムで見えない自撮り棒の効果を実現し第三者視点映像を作ることもできる。

外形寸法は71.9×38×52.2mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は177.2g。内蔵ストレージは無く、最大1TBのmicroSDカードに対応する。