ニュース

ライカ共同開発のアクションカメラ「Insta360 Ace Pro」。5.5万円エントリー「Ace」も

左から「Insta360 Ace Pro」、「Insta360 Ace」

Insta360 Japanは、「スマートなアクション撮影と比類ない画質を実現する」というな広角アクションカメラ「Insta360 Ace」と「Insta360 Ace Pro」を発売した。価格は、ライカと共同開発し、1/1.3インチセンサーを採用した「Ace Pro」が67,800円、エントリーモデル「Ace」が55,000円。

Insta360 Ace Pro

2モデルのカメラ部分の主な仕様の違いは以下の通り。

  • Ace Pro 1/1.3インチセンサー、F2.6 16mm(35mm相当)レンズ、最高8K動画
  • Ace 1/2インチセンサー、F2.4 16mm(35mm相当)レンズ、最高6K動画

どちらのモデルも、Vlog撮影に適した2.4型のフリップ式タッチスクリーンを備えている。Ace Proは8K/24fps、4K(16:9)/120fps、1080/240fpsなどの撮影が可能。Aceは6K30fps、4K(16:9)120fpsまでサポートする。

外形寸法は2機種共通で71.9×38.5×52.15mm(幅×奥行き×高さ)。重量はAce Proが179.8g、Aceが176.8g。内蔵ストレージは無く、最大1TBまでサポートするmicroSDカードスロットが用意されている。

背面

Ace Proは、1/1.3インチセンサーにより、より多くの光を取り込み、優れたダイナミックレンジを実現。「動きの速いアクションシーンや低照度環境下でもハイレベルのパフォーマンスを発揮できる」という。ライカの光学設計とイメージングに関する専門技術も詰め込まれ、5nm AIチップ、低照度撮影向けのモードPureVideoモードも搭載。「夜間であっても驚くほど手ブレ補正された詳細な映像を実現できる。夕暮れの散歩から深夜都市部での撮影まで、カメラの用途が広がる」とのこと。

Ace Pro内蔵のアクティブHDRを使用すれば、日中での撮影において、ハイライトとシャドウが向上。より鮮やかな映像が得られるとする。

さらに、品質を損なうことなく2倍にズームインおよびズームアウトが可能という「クラリティーズーム」や、手の動きでカメラを操作する「ジェスチャー制御」、すぐに録画をキャンセルして再度録画を開始する機能、動画撮影を続けながら同時に写真を撮影するライブスナップショットなども利用可能。

新しいツール「AIハイライトアシスタント」を使うと、動画内のピークの瞬間を自動的に検出。カメラ内で「クリップハイライト」としてレビューできる。お気に入りの瞬間を統合したり、好きなものを選択でき、不要なクリップはすぐに削除可能。Insta360アプリを使用すれば、最新のAIの技術を活かした様々な編集もできる。

Aceシリーズの2機種には、独自の統計ダッシュボード機能を搭載。Garmin製デバイスやApple Watchとシームレスに統合され、GPS、速度、その他のデータを動画にオーバーレイで追加できる。これにより、サイクリング、ランニングなどの映像を更にワンランクアップ可能。

Insta360アプリのAI編集テンプレートに追加された「AIワープ」を使うと、動画にダイナミックなエフェクトを追加できる。カスタマイズ性が高く、クリップ全体または特定の部分に適用できるため、映像に独自のひねりを加えられる。

さらにAceシリーズには、Insta360の強みを活かした特徴的な撮影モードとして、タイムラプス、ハイパーラプスも搭載。

自撮り棒が映像で見えなくなる「見えない自撮り棒効果」もAI自撮り棒消しゴムを使用して可能になり、没入型の三人称映像が実現できる。

Aceシリーズは防水設計で、最大深水10mまで対応。潜水ケースを使用すると、60m対応になる。-20度まで対応し、ウィンタースポーツ撮影にも使用可能。

手ブレ補正技術「FlowState」を搭載し、激しいアクションでも、スムーズに撮影できる。

Ace Proは急速充電に対応し、利便性も優れている。バッテリーは22分で80%まで充電でき、46分で満充電。待機時間を短縮し、アクション撮影により多くの時間が増やせる。