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最新Apple TV 4Kが映画アスペクト比に対応。21:9や32:9など

tvOS 18.2で新たに追加されたアスペクト比

アップルは12日、Apple TV 4Kで利用できる最新OS「tvOS 18.2」の提供を開始した。バージョン18.2では、シネスコ(シネマスコープ)と呼ばれる映画撮影・表示等で使われる横長画面を新たにサポート。21:9や32:9アスペクト比のディスプレイや、アナモフィックレンズを装着したプロジェクターなどと組み合わせることで、画面いっぱいにコンテンツを表示できるようになった。なお、映画アスペクト比をサポートするのは、最新のApple TV 4K(第3世代)のみ。

映画アスペクト比に対応した「Apple TV 4K」(第3世代)

アスペクト比は、従来の「16:9」に加え、新たに「21:9」「2.37:1」「2.39:1」「2.40:1」「DCI 4K」「32:9」から選択が可能。

最新OSにアップデート後、ビデオとオーディオメニューに追加される「広いアスペクト比を有効にします」を選択すると、接続しているテレビやプロジェクターに最適なアスペクト比が検出されるようになっている。

横長のアスペクト比による表示は、映画など対応アプリの一部コンテンツのほかにも、FaceTime通話にも利用できる。

最新OS「tvOS 18.2」(22K155)へのアップデートが必要
アップデート完了後、ビデオとオーディオメニューに「広いアスペクト比を有効にします」が追加された
決定ボタンを押すと、Apple TVが自動的に接続しているディスプレイに最適なアスペクト比を選択してくれる
手動でアスペクト比を変更することも可能。画面は「21:9」を選択した場合

バージョン18.2では、新しいスクリーンセーバーとして「スヌーピー」が追加。スクリーンセーバー画面から「スヌーピー」を選択すれば、日、天気、休日に合わせて変化するアニメーションが楽しめる。

また、オーディオメニュー内に用意されている「対話を強調」機能に、アップルのワイヤレススピーカー「HomePod」(第2世代)が対応。リアルタイムのオーディオ処理と機械学習を使うことで、コンテンツの音声がより明瞭に聴き取れるようになった。

なお、スクリーンセーバーのスヌーピー追加と、対話を強調のHomePod対応は、Apple TV 4K(第2世代以降)で利用できる。

スヌーピーのスクリーンセーバーが追加された