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シャオミ、Wi-Fi接続4.2Mbpsのロスレスオーディオが聴けるTWS「Buds 5 Pro」

「Xiaomi Buds 5 Pro」Wi-Fi版

シャオミ・ジャパンは、Wi-Fi接続で4.2Mbpsのロスレスオーディオが楽しめるという完全ワイヤレスイヤフォン「Xiaomi Buds 5 Pro」Wi-Fi版を13日に発売した。価格はオープンで、市場予想価格は27,980円前後。同日にはBluetooth版も24,980円前後で発売する。

「Xiaomi Buds 5 Pro」Bluetooth版

QualcommのXPAN WiFi TechnologyでWi-Fi経由の4.2Mbpsロスレスオーディオ伝送

2モデルのイヤフォン部分は共通。コーデックはSBC/AAC/aptX Lossless/aptX Adaptive/LC3に対応。LE Audioをサポートし、Bluetooth版では最高48kHz/24bitの伝送が可能。

さらに、Wi-Fi版はQualcommによるWi-Fi経由の4.2Mbpsロスレスオーディオ技術である「XPAN WiFi Technology」を搭載。同日発表された対応スマートフォン、Xiaomi 15 Ultraと組み合わせることで、Wi-Fi経由で安定した接続が可能という。

「Xiaomi Buds 5 Pro」Wi-Fi版。カラーはチタングレー
ケースの蓋はスケルトンデザイン
「Xiaomi Buds 5 Pro」Wi-Fi版のイヤフォン

なお、2025年3月時点でXPAN Wi-Fi technologyに対応するのは、Xiaomi Buds 5 Pro Wi-Fi版とXiaomi 15 Ultraの接続時のみ。対応デバイスは順次追加予定という。

同日発表された対応スマートフォン、Xiaomi 15 Ultra

シリーズ最高峰のオーディオを実現

内部には、同軸トリプルドライバーを搭載。精密に設計された11mmのデュアルマグネットダイナミックドライバーが、ソフトウェアチューニングを組み合わせて、パワフルな低音とワイドな音域を再生。前モデルの約2倍となる8.5dBの低音改善を実現した。

これに、PZTツイーターを組み合わせ、「明るくクリアな高音を表現するだけでなく、プラナーにより広いサウンドステージを提供し、臨場感あるサウンドを再現する」とのこと。

さらに、デュアルアンプ構造によりドライバーシステムを強化。「Xiaomi完全ワイヤレスイヤフォンシリーズ最高峰のオーディオを実現した」という。

アクティブノイズキャンセリング機能も進化。前モデルからノイズリダクションの深さは55dBにアップグレード。5kHzに対応したことで、「高いノイズの遮断も可能になった」という。ノイズキャンセリングの強度も、前モデルの3段階調整から、環境や好みに合わせて設定が可能なマルチレベルにアップグレード。

内蔵の3つのマイクと、AIベースの通話ノイズリダクションアルゴリズムを組み合わせ、通話中の周囲の雑音にフォーカスして除去。最大15m/sの風切り音もカットし、通話時も高音質でクリアな音声が届けられるという。

Bluetooth版ブラック
Bluetooth版ホワイト

ハーマンとXiaomiがコラボしたチューニングで生まれた「Harman AudioEFX」を搭載。内蔵のセンサーで頭部の位置を特定してトラッキングでき、包み込まれるようなサウンド体験が得られるとする。

豊富なプリセットEQも備え、Xiaomi Earbudsアプリから選択可能。ユーザーがEQを設定する事もできる。

Xiaomi HyperOSを搭載したスマホの、Xiaomi Earbudsアプリと連動することで、耳に装着したままでもケースに入れていても、最大4時間のボイスレコーディングが可能。Xiaomiスマートフォンのシャッターをイヤフォンから操作したり、ボイスアシスタントの起動も可能。20の言語のAI翻訳と文字起こしもでき、電話での打ち合わせ時の議事録作成などで活躍するという。

音楽再生時間は、イヤフォンのみで8時間、充電ケース併用で40時間。重量はイヤフォンが5.6g、ケースが41.8g。

なお、購入特典として「Spotify Premium」3カ月無料キャンペーンを実施。3カ月間、広告なしで音楽を聴くことが可能。対象期間は2025年3月13日~2026年8月8日まで。対象はSpotify Premiumの新規ユーザーのみ。詳細はXiaomi Earbudsアプリを参照のこと。