JEITA、2009年11月の電子機器国内出荷を発表

-薄型TVは55%増の153万台。'09年累計で1,000万台突破


12月24日発表

 社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)は24日、2009年11月における民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。

民生機器国内出荷実績推移(金額) 出典:電子情報技術産業協会電子統計委員会

 民生機器の出荷金額は前年同月比117.4%の3,022億円で、4カ月連続でプラスとなった。地上デジタルテレビ放送受信機の11月の出荷実績は233万4,000台。

 映像機器の国内出荷金額は、前年同月比121.6%の2,228億円で6カ月連続のプラス。一方、音声関連機器は、同89.3%の152億円で、16カ月連続のマイナスとなった。

 11月の薄型テレビの出荷台数は、前年同月比155.9%の153万1,000台で、2桁伸長が続いている。1月から11月までの合計出荷台数は1,123万台(同135.5%)で、1,000万台を突破した。薄型テレビのサイズ別では、30~36型が前年同月比163.1%の52万7,000台、37型以上が同151.4%の56万5,000台。

 BDレコーダ/プレーヤーの出荷台数は、前年同月比170.4%の32万3,000台と好調に推移。DVDビデオは前年同月比72.9%の23万6,000台。うち録再機は同67.3%の11万7,000台、再生機は同79.5%の11万9,000台。

 地上デジタル放送受信機の出荷実績は233万4,000台。うち、テレビ合計の出荷台数は前年同月比156.6%の152万3,000台で、初めて出荷台数が150万台を上回った。また、6カ月連続で100万台超えを記録した。地上デジタルテレビのテレビ全体に占める割合は99.4%。

 そのほかの内訳は、単体チューナが前年同月比1,269.5%の17万9,000台で、先月に引き続き、大幅増となった。STBが同143.2%の17万2,000台。DVDレコーダが同67.4%の10万7,000台、BDレコーダが同167.5%の31万台。チューナ内蔵PCの出荷台数は同151.0%の4万3,000台。11月までの地デジチューナの出荷累計台数は6,307万7,000台。

 なお、DVD/BDレコーダの地デジチューナ搭載率は97.7%。地デジチューナ内蔵PC、STB、DVD/BDレコーダの地デジ放送受信機器全体に占める割合は27.1%となっている。

 参考資料として発表されているワンセグ対応携帯電話の2009年10月出荷台数は164万7,000台。車載用地上デジタルテレビ受信機器の2009年11月の出荷台数は15万1,000台。

 ビデオカメラは前年同月比123.5%の9万2,000台で、4カ月連続のプラス。うち、ハイビジョン対応機種が同151.7%の7万4,000台となっている。

 カーナビは前年同月比140.7%の49万1,000台で6カ月連続のプラスとなった。HDDタイプ、フラッシュメモリその他、DVD-ROMタイプの台数構成比は51.3%、43.8%、4.9%。

【民生用電子機器国内出荷】

 2009年11月2009年累計
(千台)(%)(千台)(%)
薄型テレビ1,531155.911,230135.5
DVDビデオ23672.92,56767.3
 (内)録再機117

67.3

1,16459.1
 (内)再生機11979.51,40376.0
BDレコーダ/プレーヤー323170.42,384199.0
 (内)レコーダ310167.52,279-
 (内)プレーヤー13299.3105-
ビデオ一体型カメラ92123.51,322105.0
CDプレーヤー

55

108.6602

101.6

MD222.31612.1
ステレオセット57104.556281.9
アンプ15103.414385.0
スピーカーシステム54125.8427104.5
カーナビゲーションシステム491140.74,13999.1
 (内)DVD-ROMタイプ2434.236433.6
 (内)HDDタイプ252140.42,126-
 (内)フラッシュメモリその他215215.41,650-
カーカラーテレビ5366.942740.3
カーCDプレーヤー37185.13,34058.1


(2009年 12月 25日)

[AV Watch編集部 大類洋輔]