iriver、FLACの24/192再生対応「AK100」を27日に発売

Bluetooth/光入出力対応、96GBまで拡張可能。54,800円


Astell & Kern AK100 32GB ソリッドブラック

 マウスコンピューターは、24bit/192kHzのFLACも再生可能なiriverのポータブルオーディオプレーヤー「Astell & Kern AK100 32GB ソリッドブラック」(AK100-32GB-BLK)を10月27日に発売する。直販価格は54,800円。

 直販サイトにおいて10月10日より先行予約を受け付けるほか、10月27日~28日に東京・スタジアムプレイス青山で開催される「秋のヘッドフォン祭2012」においても発売する。なお、27日の13時30分から、一般入場者向けの新製品発表会も行なわれる予定。

 iriverブランドのフラッグシップとなるポータブルオーディオプレーヤー。高級Hi-Fiオーディオシリーズ「Astell&Kern」の第1弾製品となる。内蔵フラッシュメモリは32GB。microSD/SDHCスロットを2基備え、microSD/SDHCカード(最大32GB)を利用して96GBまで拡張できる。なお、24bitのサンプル音源5曲が入った2GBのmicroSDカードも付属する。

 ハイレゾファイルに対応したことが特徴で、最高24bit/192kHzのFLACやWAVを再生可能。量子化ビット数は8/16/24bit、サンプリングレートは8/16/32/44.1/48/88.2/96/176.4/192kHzに対応する。そのほか、APE/MP3/WMA/OGGの再生も可能。MP3/WMAは8~320kbps、FLACは0~8、APEはFast~High、OGGは最大Q10まで対応する。

天面にヘッドフォン/光デジタル兼用出力と光デジタル入力を装備ハイレゾ音源の再生画面microSD/SDHCのデュアルスロットを装備

 DACチップはWolfsonの「WM8740」を搭載。「WM8740の本来持っている極めて高いオーディオ特性や性能を限界まで引き出すことに特化した」としており、音質面では「音響特性に癖が少なくクリア且つニュートラル、低・中域の高解像化と奥行き感を実現した」という。ダイナミックレンジは110dB以上、周波数特性は10Hz~20kHz(±0.02dB)としている。

 3.5mmの光デジタル入出力端子(出力はヘッドフォンと兼用)も備え、「DDC/DACモード」を利用することで、S/PDIF出力対応のPCやCDプレーヤーなどからの光デジタル出力を、AK100のWM8740を使って高音質で再生したり、ヘッドフォン出力/光デジタル出力を使って、ライン入力やS/PDIF入力対応のポータブルヘッドフォンアンプなどに接続して楽しむことも可能。なお、光デジタル入力は176.4kHzのみ非対応。

 Bluetooth 3.0も搭載し、対応ヘッドフォンなどへワイヤレスで音楽を伝送可能。プロファイルはA2DP/HFPに対応する。ボリューム調整はダイヤル式で、152ステップ(0~75/0.5刻み)。

 ディスプレイは2.4型のIPSカラー液晶で、静電容量式のタッチパネルで操作可能。アルバムアートやID3タグ、歌詞(LRC形式)も表示できる。解像度は320×240ドット。なお、再生/一時停止や早送り/巻戻しのハードウェアボタンも備える。インターフェイスはmicroUSBで、マスストレージ対応。

 バッテリは容量2,000mAhで、連続再生時間はFLACの24bit/192kHzで約12時間、MP3/128kbpsの場合は約20時間。充電はUSB経由で行ない、充電時間は約5時間30分。外形寸法は約79×59.2×14.4mm(縦×横×厚さ)、重量は約122g。microUSBケーブルやポーチなどが付属する。



(2012年 10月 10日)

[AV Watch編集部 中林暁]