「Astell&Kern AK100」向けイヤフォンが発売

iriverとFitEarがコラボ。受注生産で49,980円


FitEar AK100 オリジナルチューンイヤホン

 マウスコンピューターは、ハイレゾ再生に対応したiriverの音楽プレーヤー「Astell&Kern AK100」向けにチューニングしたイヤフォン「FitEar AK100 オリジナルチューンイヤホン」(AK100-111iS)を発売する。FitEar(須山歯研)が監修したイヤフォンで、受注生産品となる。iriver eストア楽天市場店予約受付を11月9日より開始し、直販価格は49,980円。

 バランスド・アーマチュアのフルレンジユニットをシングルで使ったタイプ。メッシュ状のアコースティックフィルタを音響抵抗として使い、中高域のピークが現れやすい帯域をコントロールしている。

 AK100に合わせて音を追い込んでおり、方向性としては「クラッシックにおけるホールの雰囲気や楽器の音色を特徴づける倍音成分として音楽体験の臨場感を上げることができるのではないかという考えをもとに、ある程度音源のジャンルを絞りチューニングを行なった」という。


AK100と組み合わせたところ。右のケースがイヤフォン付属のハードケース

 そのため、「正直“万能タイプ”ではない。AK100の素性の良さやレスポンスの良さ、各周波数帯の自然な移行といったシングルフルレンジならではの特徴と組み合わせることで、主に生楽器やそのアンサンブル、録音現場の雰囲気を捉えることができるようなチューニングを施した」とのこと。

 ノズル部分は純チタン製。ケーブルは着脱可能で、「FitEar cable 001」を採用。「AK100 が持つ低・中域の奥行き感と高い解像度に、タイトな低域/スムーズに伸びる高域を付加することを目指した」という。ケーブルによるレンジ拡大と、音響抵抗によるピーク抑制を組み合わ、「スムーズで心地よい、音楽の輪郭を感じる再生になる」としている。

 イヤーピースはS/M/Lにダブルフランジタイプを加えた4種類。クリーニング用ブラシやハードケース、ソフトケースも付属する。



(2012年 11月 9日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]