Google、フルHD超液晶とAndroid 4.3搭載「新Nexus 7」

新Nexus 7

　Googleは24日(米国時間)、7型/1,920×1,200ドット液晶を搭載したAndroidタブレット「Nexus 7」の新モデルを発表した。16GBモデルと32GBモデルが用意され、米国では7月30日より発売する。価格は16GBが229ドル、32GBが269ドル。米国ではLTE対応版も用意される。

　日本でも数週間以内に発売予定としているが、現時点では日本からの購入はできない。製品の開発はASUSが担当している。2012年発売のNexus 7と名称は同じだが、液晶やCPUなどのハードウェア構成を大幅に強化し、OSも最新のAndroid 4.3を搭載した。

　7型/1,920×1,200ドットのIPS液晶を搭載したAndroidタブレット。精細度は323ppiで、「7型タブレットで世界最高の解像度」としているほか、色再現性も従来モデルより30%向上している。

　OSはAndroid 4.3。外形寸法は200×114.3×8.65mm(縦×横×厚み)で従来のNexus 7(198.5×120×10.45mm)から1.8mm薄型化したほか、額縁も細くなっている。重量は290g(Wi-Fi)/299g(LTE)。

Android 4.3を搭載

323ppiのIPS液晶を採用

　CPUは、クアッドコアのQualcomm Snapdragon S4 Pro 1.5GHz(従来はTegra 3 1.2GHz)。ストレージ領域は16GBと32GBが選択可能で、2GBのRAMを搭載。背面に500万画素のオートフォーカス対応カメラ、前面に120万画素のカメラを搭載する。

　NFC、IEEE 802.11a/b/g/n無線LAN(2.4GHz/5GHz対応)やBluetooth 4.0、ワイヤレス充電、GPS、ジャイロ、マイクなどを内蔵する。Bluetooth 4.0で、Bluetooth Smartをサポートすることで、フィットネスセンサーなどとの連携を強化したという。SlimPortを装備する。

　バッテリ容量は3,950mAh。9時間のHDビデオ再生や10時間のWebブラウズに対応する。デュアルステレオスピーカーを搭載。フラウンホーファーのサラウンド技術「Cingo」を搭載し、ヘッドフォンのサラウンドを強化している。

　Android 4.3では、マルチユーザー対応を強化した「Restricted Profile」により、アプリやコンテンツへのアクセスを制限できるようになったほか、3Dグラフィックの「OpenGL ES 3.0」をサポート。また、ビデオ配信サービス「Netflix」の1080p配信対応や、Bluetooth AVRCP 1.3対応による、カーステレオでの曲名表示、WebブラウザChromeでの高解像度対応なども行なわれている。