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ソニー、薄型デザインの新CD/Bluetooth/USBオーディオ

Wi-Fi/SongPal対応「CMT-X7CD」。BT/CD「CMT-X5CD」

CMT-X7CDとCMT-X5CD

 ソニーは、CDやBluetoothを搭載し、ウォークマンやiPhoneの接続にも対応したワンボックスタイプの薄型オーディオコンポ「CMT-X7CD」と「CMT-X5CD」を4月19日より発売する。価格はオープンプライス。CMT-X7CDは無線LANを搭載し、DLNA/AirPlayに対応した上位モデルで、店頭予想価格は35,640円前後、CMT-X5CDは24,840円前後。

モデル名CMT-X7CDCMT-X5CD
ネットワーク再生DLNA/AirPlay
Bluetooth
Bluetooth
ネットワークIEEE 802.11b/g
Ethernet
サービスMusicUnlimited
radiko.jp
TuneIn
-
S-Master
DSEE
出力20W×2ch20W×2ch
CMT-X7CD
CMT-X7CD
CMT-X5CD

“Definitive Outlineデザイン”の新CDコンポ

CMT-X7CD(ホワイト)

 Bluetoothスピーカーの「SRS-X7」、「SRS-X5」などと共通の「Definitive Outlineデザイン」により、空間に溶け込むデザインを目指した。'13年4月発売のCMT-BT80W/BT60/BT40の後継機種で、CDコンポとして利用できるほか、BluetoothやUSB、Wi-Fi(CMT-X7CDのみ)などにより様々な機器と接続できる点が特徴。カラーはブラックとホワイトの2色を用意する。

CMT-X7CD
CMT-X5CD
CMT-X5CD

 ソニーのヨーロッパデザインセンターがデザインを手掛けたという薄型コンポ。2機種共通の特長として、背面にウォークマン用の接続端子、スマートフォン用のUSB端子を装備。ウォークマン付属のケーブルで有線接続(アナログ伝送)できるほか、USB端子にAndroidスマートフォンや、iPhone/iPodなどを接続。デジタル伝送で音楽を再生できる。ただし、ウォークマンとiPhoneなどのUSB接続機器を同時に使うことはできない。

 外形寸法385×81×178mm(幅×奥行き×高さ)と、CDを搭載しながらも薄型のボディとなっており、デスクトップなどに設置できる。従来のCMT-BTシリーズ(481×86×202mm/同)との比較では占有面積比で約34%削減したという。重量は2.7kg。

DLNA/AirPlay対応の上位機「CMT-X7CD」

CMT-X7CD。無線LANアンテナを搭載

 CMT-X7CDとX5CDの違いは、ボディカラーと、Wi-Fi/EthernetとDLNAなどのネットワーク再生機能の有無。CMT-X7CDのみ無線LANを搭載し、DLNAとAirPlayに対応するほか、radiko.jpやtuneinといったインターネットラジオサービス、定額制音楽配信サービスMusic Unlimitedなどが利用できる。

 NASやパソコンなどのDLNAサーバーに蓄積した楽曲をネットワーク経由で再生でき、iPhoneなどのAirPlay対応製品からのワイヤレスオーディオ出力も可能。

 スマートフォン/タブレット向けコントロールアプリ「SongPal」に対応。SongPalはiOSとAndroidに対応し、スマホ/タブレットから楽曲検索や再生などの基本操作のほか、radikoやMusic Unlimitedなども操作できる。

利用イメージ

CD録音やBluetoothスピーカーに

Bluetoothスピーカーとしての利用イメージ

 その他の主な仕様は共通で、出力20W×2chのS-Masterデジタルアンプ、ユニットはMRCマイカ振動板を採用したフルレンジユニット×2で、パッシブラジエータも搭載。粒立ちある中高域と、量感とスピード感ある低域を実現したという。MP3などの圧縮音源の高域などを自然に補間する「DSEE」のほか、音場補正技術などのデジタル信号処理技術を組み合わせた「ClearAudio+」を搭載する。

 CDコンポとして利用できるほか、USB端子にUSBメモリを接続し、保存したWMA、MP3などの音楽ファイルを再生可能。ただし、ハイレゾファイルの再生には対応しない。iPhoneやAndroidスマートフォン、ウォークマンの楽曲再生にも対応している。

 ウォークマンやUSBメモリ接続時には、音楽CDからの2.5倍速録音やFMラジオをウォークマン/USBメモリに録音可能。ビットレートは128/256kbpsを選択できる。ウォークマンやスマートフォンへの充電も可能。

 Bluetoothの対応プロファイルはA2DP、AVRCP。コーデックはSBCとAAC、aptXに対応。NFCも備えており、本体上部に対応機器をタッチすると、スピーカーの電源がONになり、ペアリングも自動で行なわれる。CMT-X5CDもBluetoothを使って、iOS/Androidアプリ「SongPal」から操作できる。

 電源は本体に内蔵。消費電力は25Wで、BluetoothスタンバイOFF時の待機時消費電力は0.5W。ただし、Bluetoothとネットワーク(CMT-X7CDのみ)スタンバイONの待機時消費電力はCMT-X7CDが約6W、CMT-X5CDが約3Wとなる。

(臼田勤哉)