ニュース
デノン、同社初のポータブルアンプ/USB DAC「DA-10」
実売42,000円。Advanced AL32 Processingも搭載
(2014/7/18 12:00)
デノンは、同社初のポータブルUSB DAC/ヘッドフォンアンプ「DA-10」を10月より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格42,000円前後。DSD 5.6MHzに対応するほか、独自のアナログ波形再現技術「Advanced AL32 Processing」に対応している。カラーはプレミアムシルバー(SP)。
小型のボディにデノンのHi-Fiオーディオ設計技術を投入したというDSD対応のポータブルUSB DAC/ヘッドフォンアンプ。入力端子はUSB DAC用のUSB(マイクロB)、iPhone/iPod接続用のUSB(USB A)、アナログ音声(ステレオミニ)の3系統を装備。
DACは、DSDが最高5.6MHz、PCM 192kHz/32bit対応の「PCM1795」を搭載。USB DAC利用時にはDSD 5.6MHz(ASIO/DoP)で、PCM 192kHz/24bitまでサポートする。PCはWASAPIに、MacはCore Audioに対応する。iPhone/iPod接続は48kHz/24bitまで。
独自のデータ補完アルゴリズムを用いて、データをハイビット(32bit)/ハイサンプリング化して処理することでハイレゾ音源をさらに原音に近づけるという「Advanced AL32 Processing」も搭載。「ハイレゾ音源をマスター音源のさらに向こう、収録現場のオリジナルサウンドへと近づける」としている。ただし、AL32 ProcessingはDSD信号には対応しない。
DACマスタークロックデザインやデュアルクロック、低位相ノイズクリスタル、アシンクロナスモードなどの採用で、低ジッタ化を図っている。
出力は前面のヘッドフォンと背面のLINEでいずれもステレオミニジャックを採用。ヘッドフォン出力は未定。対応ヘッドフォンインピーダンスは8~600Ω。低ノイズ、低歪のオペアンプとディスクリート電流バッファ回路などを搭載。電源基板も独立回路となっているほか、オーディオグレードの電解コンデンサなどハイグレードパーツを採用している。ゲイン切替スイッチ(Normal/High)やヘッドフォン/LINE出力切替スイッチなどを備えている。
ハウジングはアルミ製で、ヘアライン仕上げ。ボリュームノブにはアルミ無垢材を採用する。バッテリはリチウムイオンで、再生時間はiPod接続時で7時間、AUX接続時で24時間。充電はUSB経由で行ない、充電時間は3.5時間(1A以上のUSB充電器)/6.5時間(パソコン接続時)。外形寸法は63×136×27mm(幅×奥行き×高さ)、重量は240g。
ポーチやUSB(MicroB)-USB(A)ケーブル(50cm)、Lightning-USBケーブル(10cm)、30pinDock-USBケーブル(10cm)、ステレオミニケーブル(10cm)などが付属する。