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Samsung、ハイレゾ対応/側面ディスプレイ「Galaxy Note Edge」。Oculusと開発「Gear VR」も

 Samsung Electronicsは、ドイツ・ベルリンで9月5日~9月10日(現地時間)に開催される「IFA 2014」に先立ち、スマートフォン関連の新製品を発表。5.7型ディスプレイ搭載のスマートフォン「Galaxy Note 4」と、側面にまでディスプレイを備えた「Galaxy Note Edge」。ヘッドマウントディスプレイ型の「Gear VR」を公開した。

5.7型ディスプレイ搭載のスマートフォン「Galaxy Note 4」

 スマートフォンの2モデルは、どちらも192kHz/24bitまでのハイレゾ音楽ファイルの再生に対応し、FLACもサポート。動画撮影ではフルHDを超えるUHD(Ultra High Definition)での撮影にも対応する。発売は10月の予定で、グローバル市場に向けて投入される。

 「Galaxy Note 4」は、5.7型、2,560×1,440ドットの有機ELディスプレイを搭載。OSはAndroid 4.4、CPUは2.7GHzのクアッドコアで、モデルによっては1.9GHzのオクタコア(1.9GHzクアッド + 1.3GHzオクタコア)となる。メモリは3GB、ストレージメモリは32GBで、microSDカードも利用できる。外形寸法は153.5×78.6×8.5mm(縦×横×厚さ)、重量は176g。カメラは背面に1,600万画素、前面に370万画素タイプを採用。

 付属の「Sペン」でも操作でき、万年筆や筆ペンなどをエミュレートし、本物のペンのような感覚で書き込みができるという。

 「Galaxy Note Edge」は、5.6型、2,560×1,440ドットの有機ELディスプレイに加え、右側面に2,560×160ドットの縦に細長いディスプレイも装備。湾曲した側面ディスプレイには、アプリやアラートなどが表示される。カバーを閉じた時や、メインディスプレイで動画を見ている時などでも、側面ディスプレイで様々な通知をチェックできるとする。OSはAndroid 4.4。CPUは2.7GHzのクアッドコア、カメラは背面が1,600万画素、前面が370万画素。

「Galaxy Note Edge」。右側面に縦に細長いディスプレイも装備している
ヘッドマウントディスプレイ型のウェアラブルデバイス「Gear VR」

 ヘッドマウントディスプレイ型のウェアラブルデバイス「Gear VR」は、Oculusの技術を採用したもの。5.7型、2,560×1,440ドットの有機ELディスプレイを表示デバイスとして内蔵し、60fpsで映像の表示が可能。3D表示もサポート。光学レンズにより、目の前96度に映像が広がる。加速度センサー、ジャイロセンサー、コンパス、近接センサーを搭載。イヤフォンを装着すれば、3Dサウンド技術も体験できる。16GBのmicroSDを搭載し、360度見回せる動画や、3Dの映画予告編などが楽しめる。

 また、8月末に製品は発表されているが、10月に腕時計型のウェアラブルデバイス「Gear S」も投入予定。MP3などの音楽再生が可能で、ヘルス&フィットネス関連機能も搭載。Bluetoothでスマートフォンと連携するだけでなく、端末単体で3G、2G、Wi-Fi通信が可能で、端末から通話する事もできる。ディスプレイは2型、360×480ドットの有機EL。OSはTizenベースで、Android Wearではない。

腕時計型のウェアラブルデバイス「Gear S」

(山崎健太郎)