ニュース
音茶楽、高域を改善したユニット対向配置のイヤフォン「Flat4-楓弐型」
(2014/10/14 12:02)
音茶楽は、カナル型(耳栓型)イヤフォン「Flat4-楓弐型(KAEDE TypeII)」を、11月下旬より発売する。価格はオープンプライスで、音茶楽Sound Customizeでの販売予定価格は75,000円。発売に先駆け、10月25日~26日に東京・中野で行なわれる「秋のヘッドフォン祭2014」のお茶楽ブースにおいて、展示と少量の先行販売を予定している。また、11月8日と9日に京都中央郵便局で試聴イベントを行なう。
'12年11月より発売され、販売完了している「Flat4-楓」(KAEDE)」の構成部品を、塗装材料や音響抵抗材などの細部まで見直し、余韻レベルのかすかな音まで磨き上げたという新モデル。従来モデルと同様に、2つのフルレンジエレメントを水平対向配置する独自の「Flat4(Full-range 2-element 4-way effect)」を採用。10mm径のダイナミック型ユニットを水平対向で配置し、振動をキャンセルして深い低音を実現している。また、位相補正チューブにより、外耳道閉管共振を抑制して中高音域を改善。そのほか、音響抵抗の削除と小型エレメントの採用で超高音域も改善させたという。
従来モデルからの変更点として、位相補正チューブには弐型制振塗装を施して鳴きを抑え、より歪み感が少なく柔らかい高域を実現。音響調整部品を微調整し、超低音域から超高音域までよりスムーズで広がりのある音に仕上げたという。
歪み感の少ないクリーンな中高域を実現するというタンジェンシャルレス振動板を使用。磁気回路にはネオジウムマグネットと銅メッキ電磁純鉄プレート&ヨークを使用。ボイスコイルは特殊CCAW線。
オークヴィレッジと音茶楽のコラボモデルであり、木目の楓材を筺体に採用。表面に拭き漆加工を施している。表示部にはレーザーマーキングや彫刻などを採用し、消えない表示を実現したという。
出力音圧レベルは104dB、再生周波数特性は3.5Hz~45kHzで、同社は“ハイレゾ対応モデル”としている。最大入力は400mW。インピーダンスは18Ω。重量は約17g。ケーブルは1.2mのY型。入力プラグはステレオミニ。イヤーピースは、コンプライ フォーム イヤーチップ「T-200」のM/Lと、シリコン製の「SpinFit」のS/M/Lを同梱。収納箱には楓と桐の無垢材を使用している。