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iOS向けDSD再生ソフト「Hibiki」が、バージョン3.0でPCM再生/補完再生に対応

音楽プレーヤーアプリ「Hibiki」

 A2cAppsは、DSDが再生できるiOS向け音楽プレーヤーアプリ「Hibiki」をバージョン3.0にアップデートする。新たにPCM音源の再生に対応するほか、デジタル化で失われた音情報を復元するという「Hibikiエンジン」も搭載。バージョンアップに伴い、価格は従来の500円から1,200円に変更予定。一度に3曲まで再生できる無料版の「HibikiFree」でも同様のバージョンアップを実施するという。

 PCMデータの再生に対応する事で、アプリ内のフォルダにあるDSDファイルだけでなく、iPodのライブラリ内のPCMデータもHibikiから再生可能。DSDとPCMを連続再生することもできる。

 「Hibikiエンジン」は、デジタル化によって失われた音を復元するという補完アルゴリズムで、復元された音は352kHzで再生する。復元された音の波形をアプリの画面で確認する事も可能。ただし、iPhone単体で再生している場合は、出力は48kHzまでとなる。それ以上のサンプリングレートで再生する場合は、対応する外部DACなどを接続する必要がある。

10kHzの正弦波の波形
44kHzでデジタル化した状態
Hibikiエンジンで音を復元した波形
実際の楽曲をHibikiエンジンで復元した波形
iTunesで購入

(山崎健太郎)