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Jabra、音声コーチ付きのクロストレーニング向けBluetoothイヤフォン

 Jabraは、Bluetoothイヤフォン新モデルとして、音声でトレーニングをアシストする「JABRA SPORT COACH WIRELESS」を8月7日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は24,800円前後。カラーは、青、赤、黄色の3色。

JABRA SPORT COACH WIRELESS

 スマートフォンなどの音楽をワイヤレスで受信して聴けるBluetooth 4.0対応のイヤフォンに、音声コーチング機能を備えたモデル。50種類以上のエクササイズメニューから選択でき、運動中に日本語音声でユーザーを励ますというもの。ランニングだけでなく、スクワットなど筋力トレーニングも組み合わせた「クロストレーニング」を効率よく行なえるという。なお、心拍数測定機能は搭載せず、ジムなどの屋内使用に適したモデルと位置付けられている。本体はIP55の防塵防滴仕様で、重量は16g。左右の筐体を接続するケーブルの長さは60cm。

カラーは3色

 モーションセンサーの「TrackFit」も内蔵。ランニング時の距離や、ペース、ステップ数、ケーデンス(ピッチ)、消費カロリーを測定可能。同センサーからデータをスマートフォン用アプリの「Jabra Sport Life」に取り込んで、トレーニングの結果を記録し、以降の参考にできる。

 トレーニングメニューは、用意された5つのメニュー例から選べるほか、自分で運動の種類を選んで組み立てることも可能。ランニングしたルートを地図上で確認することもできる。12分間でできるだけ長い距離を走るといった、体力レベル測定テストも行なえる。アプリの対応OSはiOS 6以降とAndroid 4.0.3以降。

青モデル
黄色モデル
スマホとワイヤレスで接続
イヤフォン内部にモーションセンサーなどを内蔵
アプリの「Jabra Sport Life」
クロストレーニングに最適化したメニューを用意
50種類以上の項目を用意
プラン設定やデータ保存/管理、計測モニターが可能
クロストレーニングメニューの例
音声コーチの例
主な特徴

 イヤフォンのユニットはダイナミック型で6mm径。ドルビーの高音質化技術も搭載し、音楽ジャンルに合わせたイコライザや、低音などの調整が可能。「デジタル音楽の真の深みと明瞭さを引き出す」としている。再生周波数帯域は20Hz~20kHz。感度は94dB/mW。

 BluetoothのプロファイルはA2DP/AVRCP/HSP/HFPに対応。NFCでスマートフォンと簡単にペアリングできる。Bluetoothの2台同時接続にも対応。音声コーデックはSBCのみ。

イヤフォン部
ケーブル部のリモコン

 内蔵バッテリでの連続使用時間は、音楽/通話いずれも約5時間30分。連続待ち受けは最大10日間。充電はUSB経由で行なう。4サイズのイヤーピースや、装着性を高めるイヤーウイング3種類、装着クリップ、キャリングケースなどが付属する。

クロストレーニングに最適化した初のイヤフォン。ボディビルダーがデモ

 デンマークに本拠地を置き、Jabraブランドを展開するGNネットコムのアジアパシフィック担当マーケティング統轄マネージャーを務めるBettina Lee氏は、同社について「通信関連のテクノロジーで145年に渡って培った専門知識を持つ、音のスペシャリスト」とし、音楽用や通話用などで、これまでの様々な“世界初”製品を開発してきたことを説明。新たに登場したJABRA SPORT COACH WIRELESSを、「クロストレーニングに最適化した音声コーチと音楽を聴ける世界初のイヤフォン」とした。

GNネットコムのBettina Lee氏
これまでの“世界初”製品に続くモデルとしてJABRA SPORT COACH WIRELESSを紹介した

 GNネットコムジャパンのモバイル営業部 カントリーマネージャー 李明旭氏は、GNネットコムの事業展開が通信ケーブルから始まり、ヘッドセットや補聴器などで長年の実績を持つことを説明。スマートフォンの普及に合わせて、近年では製品カテゴリとして片耳ヘッドセットなどの音声用と、車載用、音楽用、スポーツ用の4種類を中心に展開し、中でもスポーツ用は現在最も注力しているという。

GNネットコムジャパンの李明旭氏
コンシューマ向けの4カテゴリのうち、特にスポーツに注力しているという
クロストレーニングのデモ。'14年の日本ボディビル選手権6位入賞、'14年 日本クラス別(75kg級)優勝の佐藤貴規氏が、音声コーチの指示に従って腕立て伏せなどのメニューを行なった

(中林暁)