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ティアックのUSB DAC「UD-503」に不具合。ミュートで出力最大に。無料修理

 ティアックは8日、6月より発売したUSB DAC/ヘッドフォンアンプ「UD-503」にミュート機能の誤動作問題があるとし、無償修理を行なうと発表した。

UD-503(Silver)

 不具合は、LINE INへのアナログ信号入力時にミュート機能が誤動作するというもの。具体的にはLINE INから入力したアナログ信号再生時に、リモコンの[MUTE]ボタンを押すと、LINE OUT(RCA、XLR)の出力とヘッドフォン出力が最大になるという。デジタル入力(USB、OPTICAL、COAXIAL)ではこの問題は発生しない。

 対象となるUD-503は、シリアル番号が0010001~0049999までの製品。なお、対象番号の製品でも、本体底面や機銘板左横に白丸シールを貼付した対策済み製品は修理の必要はないという。

 ティアックでは、対象製品のユーザーに、不具合修正のため修理センターに連絡するよう呼びかけている。なお、お詫びとして、対象製品利用者のe-onkyo musicハイレゾ音源クーポン(15曲分 約5,000円相当)を製品返却時に送付する。

連絡先:ティアック修理センター

Tel.0570-000-501

 「UD-503」は、11.2MHz DSDに対応したUSB DAC/ヘッドフォンアンプ。A4サイズのボディに、ティアックのオーディオ設計ノウハウや設計思想を凝縮させたというデュアルモノラル構成を採用。DACだけでなく、電源部、アナログ出力部までを左右独立で搭載する。DACチップは、旭化成エレクトロニクス「AK4490」で、DSD 11.2MHzのネイティブ再生に対応する。実売価格は15万円前後。

(臼田勤哉)