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ケンウッド、ドラレコ連携対応で7万円を切る「彩速ナビ」エントリー

 JVCケンウッドは、ケンウッドブランドのカーナビ「彩速ナビ」の新機種として、エントリーシリーズ「Type-L」のワンセグ対応モデル「MDV-L403」と、ワイドコンソール(200mm)用「MDV-L403W」を10月下旬に発売する。価格はどちらもオープンプライスで、店頭予想価格はMDV-L403が65,000円前後、MDV-L403Wが69,000円前後。

MDV-L403

 7型/800×480ドットのタッチ操作対応液晶を備え、ワンセグ放送視聴やDVD/CD/SD/USB再生に対応するカーナビシステム。ホーム画面はシンプルなレイアウトを採用し、フリックやタッチといったスマートフォン風の操作が可能。

 新たにドライブレコーダとの連携機能を備え、同社のドライブレコーダ「KNA-DR500」で撮影した映像をカーナビ側のモニターで再生できる。同時発売の専用リアビューカメラユニット「CMOS-C320/C230/C230W」との接続も可能で、カメラ映像を使った後方の確認が可能。

MDV-L403W
ケンウッドのドライブレコーダー「KNA-DR500」

 カーナビに搭載しているワンセグチューナは、デジタル基板からの放射ノイズ漏れの排除などで車内外のノイズを抑え、電波が弱くてもクリアな地デジ放送を受信できるという車載システムを搭載。より広いエリアでの安定した受信を可能にするとしている。DVD部はDVDビデオのほか、地上デジタル放送の番組をVRモードで録画したCPRM対応DVD-R/RWディスクなども再生できる。

 手持ちのiPhoneを別売ケーブル経由で接続すると、地図画面のリモート操作や目的地設定などが行なえるiOSアプリ「NaviCon」と連携可能。iPhone/iPodの音楽・動画再生が可能で、音楽ファイルのジャケット画像の子画面表示にも対応。そのほか、USBメモリやSD/SDHC/SDXCカードなどに保存した音楽ファイル(MP3/WMA/AAC/FLAC/WAV/Vorbis)や動画(MPEG-4、MPEG-4 AVC/H.264、WMV)の再生に対応。CDからSDへの最大約4倍速録音にも対応し、音質は標準または高音質の2種類から選択可能。

 アンプの最大出力は50W×4ch。音質補正機能として、リスニングポジションまでの距離が等しくなるように仮想スピーカー位置を調整する「リスニングポジション設定」を搭載。走行速度に応じてリアルタイムに音質を自動補正する「Drive Equalizer+」や、フロント/リアスピーカーの取付位置やツイータのサイズに最適な特性を設定する「スピーカー設定」、デジタル音源補正機能も備え、13バンドのイコライザと、ロック、ポップスなど6種のプリセットイコライザも利用できる。

 地図データなどを高速で検索・表示できる独自のデータ圧縮技術「S3 フォーマット」を採用。ナビゲーション機能として、進行ルート先にある分岐点までの残距離と進行方向を表示色の変化で感覚的に伝える「ここです案内」や「500mランドマーク表示」などを搭載する。また、FM多重放送「VICS WIDE」に対応し、詳細な渋滞情報や気象・災害情報、緊急情報などの取得が可能。GPSは準天頂衛星「みちびき」に対応している。

 このほか、カーナビの特定販路向けモデルとして、自動車販売業界向けの「MDV-D403W/D403/D303/D203BT/D203」と、レンタカー業界向けで外国人観光客の利用を想定した多言語モデル「MDV-D303ML」も11月上旬から発売される。

(庄司亮一)