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TASCAM、PCMレコーダ「DR-05」の日本語メニュー対応版。従来機に新ファームも

 ティアックは、TASCAMブランドのリニアPCMレコーダ「DR-05VERSION2」のメニューを日本語表示にした「DR-05VER2-J」を11月中旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は14,444円前後。カラーはブラック。

DR-05VER2-J

 '14年発売のDR-05VERSION2(生産完了)に英語/日本語の表示切り替え機能が追加され、日本語でメニュー表示できるようになったモデル。動作安定性の向上も図られている。既存のDR-05やDR-05VERSION2のユーザーも、無償提供の最新ファームウェア(V2.10)を適用することで日本語表示が利用できる。

メニューが日本語表示に対応

 それ以外の仕様は従来のDR-05VERSION2と共通で、最高96kHz/24bitのリニアPCM(WAV/BWF)録音や、最高320kbpsのMP3録音が行なえる。搭載するステレオマイクユニットはA-B方式の無指向性で、125dB SPLの耐高音圧設計。記録メディアはmicroSD/SDHCカード。

 録音機能として、録音レベルの自動調整や、オーバーダビング、リバーブエフェクト、セルフタイマーレコーディングなどが利用できる。録音したファイルの分割/消去操作が可能。0.5倍~1.5倍まで音程を変えずに再生速度を変更できるVSA機能を備える。楽器練習用のクロマチックチューナも装備する。

 入力端子はステレオミニのマイク入力/外部入力端子と、ステレオミニのライン/ヘッドフォン出力端子。ライン出力は、別売のアッテネータケーブルとデジタル一眼レフカメラをつなぎ、動画撮影時の音声位置合わせができるオートトーン機能に対応している。PC接続用のUSB端子や、出力0.3Wのモノラルスピーカーも内蔵する。

 単3電池2本またはUSBバスパワーで駆動する。外形寸法は141×61×26mm(縦×横×厚さ)、重量は116g(電池を除く)。

システム設定から表示言語の切り替えが可能
録音ファイルの情報表示イメージ

(庄司亮一)