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スタックス、最上位ヘッドフォンアンプ「SRM-T8000」向け追加ボード。USB DACとMCフォノイコ

USB DACオプションボード「UIM-1」

スタックスは、同社静電型イヤースピーカーを駆動するヘッドフォンアンプ(ドライバーユニット)最上位モデル「SRM-T8000」に、機能を追加するオプションボード2モデルを6月30日に発売する。価格は、USB DACオプションボード「UIM-1」が132,000円。MC用フォノイコライザー「PIM-MC1」が66,000円。

ヘッドフォンアンプ(ドライバーユニット)最上位モデル「SRM-T8000」

UIM-1

USB DACオプションボード「UIM-1」

UIM-1は、SRM-T8000のオプションスロット(LINE 4)に装着する、日本で独自開発されたUSB DACモジュール。ESSの「ESS9038Q2M」を左右に1基ずつモノラルモードで使用、ローパスフィルターなどDAC以降の回路も、LR完全独立としている。

アナログ部には厳選したパーツを使用。CPU、DAC、オペアンプの各ブロックに独立電源を配置し、ノイズの相互影響を抑制。データはPCMで352.8kHz、32bit、DSD(Native方式) 22.5MHz、DSD(DoP方式) 11.2MHzまでサポートする。

PIM-MC1

MC用フォノイコライザー「PIM-MC1」

PIM-MC1はSRM-T8000専用のMC専用フォノイコライザーモジュール。自社設計でLR完全独立、A級増幅回路のDCアンプ構成を採用。WIMA製フィルムコンデンサーや、オーディオ専用に設計されたコンデンサーのほか、非磁性部品を厳選して使用した。

機能性を追求し、不要な電気的接点が増えるとアナログレコード再生時の音質が鈍るとし、MCカートリッジ専用の設計を追求。単体フォノイコライザー同等のスペックを実現し、シビアな静電型ヘッドフォンリスニングに対応する高いS/N性能が特徴という。

入力インピーダンスは100Ω、増幅度は60dB、周波数特性は20~20kHz±0.3dB、定格入力レベルは0.1mV。

MC用フォノイコライザー「PIM-MC1」