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Campfire Audioの新しい挑戦、平面磁界型×1とBA×2のユニバーサルIEM「Grand Luna」
2025年9月22日 10:00
ミックスウェーブは、Campfire AudioのユニバーサルIEM「Grand Luna」を9月26日に発売する。価格はオープンで、市場想定価格は230,000円前後。
Campfire Audioの新しい挑戦として、初となる14mm径プラナーマグネティックドライバー×1基とバランスドアーマチュアドライバー×2基を搭載したハイブリッド構造。それぞれのドライバーが持つ特長を活かしつつ、楽曲の奥行きや精細さを引き出し、リッチで満足度の高いサウンドを実現したという。
プラナーマグネティックドライバー(平面磁界型)は、AstrolithやSupermoonにも搭載したものを進化させた新デザイン。平面磁界型は、幅広いダイナミックレンジと素早いトランジェント反応の特長を持つ反面、チューニングが不適切だとシビランスや高音域に刺さるような音が出やすい性質がある。
そこで、これまでの開発と経験を活用し、ドライバーの特長を最大限に引き出すチューニングを実施。
低域から中域をしっかりとターゲットしたチューニングを施しており、搭載された14mmプラナーマグネティックドライバーは、そのサイズと優れたレスポンスを活かし、リッチで臨場感のあるサウンドとともに、高精度なセパレーションと正確なイメージングを提供するという。
2基のBAドライバーを組み合わせたハイブリッド構造により、優れた過渡応答、高周波特性(30KHzまで)、高解像度による再生を実現。聴き疲れしにくく、バランスの取れた心地よいサウンドになったとのこと。
外装シェルは、ステンレスに手作業で丁寧な表面処理を施した。火炎処理によって独自の色彩を与え、その後ブラッシュ加工で滑らかな質感に磨き上げることで、美しい有機的なCAロゴを際立たせた。
独自のAAOI(Additive Acoustic Optical Inclusion)技術もハウジングに搭載。緻密に設計した音道が、ドライバーの周波数特性を最大限に引き出している。
3Dプリントで成形したシェルには、内側から染色を施した半透明の赤色を採用。 内部構造が透けて見える。
ケーブルの入力プラグは4ピンコネクタにより、3.5mm端子、4.4mmバランス端子、USB-C DACへの交換が可能。USB-C DACにはCirrus Logic Master HiFi「CS43131」を搭載し、最大384kHz/32bitとDSD256に対応。
ケーブルは純銅と銀をブレンドした6芯導体を採用している。イヤフォン側の端子はMMCX。
周波数特性は5Hz~30kHz、インピーダンスは13Ω。入力感度は94dB@1kHz:33mVrms。