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Campfire Audio、平面磁界型カスタムIEMなど3機種
2022年7月6日 19:00
ミックスウェーブは、Campfire AudioのカスタムIEM「Supermoon」を7月8日に発売する。併せて、特定の場所でのみ限定販売していた「Equinox」「Solstice」の通常販売も同時に開始する。市場想定価格はすべて209,800円。
Supermoon
新たに開発した薄さ2ミクロンの振動板を持つ、14mmのプラナーマグネティック(平面磁界型)ドライバーを搭載するカスタムIEM。振動板がフラットなため、非線形歪を低減することができ、バランスが取れたクリアな音のディテールになるとする。
特許出願中のソリッドボディデザインは、ボディ部分を3Dプリンターで一つの部品として作り上げることで、可動部分が振動板だけにする技術。その結果、より良い音、より良い装着感のIEMが完成したという。
カスタムIEMのフィットスタイルとして、フィット感で疲れることがなく、何時間も音楽を聴き続けることができるAudiophile Fitと、従来のカスタムIEMのフィットスタイルのArtist Fitの二種類を選ぶことができる。Audiophile Fitはカナルを浅めに設定することでステージ用に設計されたIEMの不要な部分を削ぎ落し、リスニングに最適化したスタイル。
周波数特性は5Hz-20kHzで、インピーダンスは15.5Ω。入力感度は94dB。Smoky Litz Cable、Black Leather Earphone Caseが付属する。入力端子はステレオミニ。
Equinox
「ATLAS」にも採用されている「A.D.L.C(アモルファス・ダイヤモンド・ライク・カーボン)」でコーティングされた独自の10mm径ダイナミック型ドライバーを採用したカスタムIEM。独自技術のPolarity Tuned Chamberによって、ダイナミックドライバーの性能を効率良く発揮できるよう最適化しているとする。
Equinox用に設計されたベントチューニングが施され、アンビエントポートとアコースティックフィルターの組み合わせを使し、絶妙な低域調整を行っているという。
Supermoonと同様、ボディにソリッドボディデザインが採用され、フィットスタイルをAudiophile FitとArtist Fitから選ぶことができる。筐体は3Dプリンターで作られている。
周波数特性は5Hz-20kHzで、インピーダンスは19Ω。入力感度は105dB。Pure Silver Litz Cable、Black Leather Earphone Caseが付属する。入力端子はステレオミニ。
Solstice
「ANDROMEDA」をベースに作られたカスタムIEM。ANDROMEDAのドライバー構成や音の特徴を踏襲し、オーディオファンとアーティストの両方のリファレンスとなるモデルを目指したとする。ドライバーは、低域用×2基、中域用×1基、高域用×2基の5基のBAドライバーを搭載。
さらに、ANDROMEDAの整ったサウンドバランスはそのままに高域の広がり、存在感のある低域が加わることで、ジャンルを超えて音楽を正確にモニターできるという。
独自の「Tuned Acoustic Expansion Chamber (T.A.E.C)」は、従来イヤフォン設計において使用されてきた音導管を使用せず、3Dプリンターで形成した「アコースティックチャンバー(空気室)」でサウンドチューニングを行う技術。
音導管内部で発生していた意図しないノイズを排除し、高域の周波数特性を改善。ドライバーが本来の持つサウンドを、より正確に伝達可能にするとしている。
Supermoonと同様、ボディにソリッドボディデザインが採用され、フィットスタイルをAudiophile FitとArtist Fitから選ぶことができる。
周波数特性は10Hz-28kHzで、インピーダンスは12.8Ω。入力感度は112.8dB。Smoky Litz Cable、Black Leather Earphone Caseが付属する。入力端子はステレオミニ。