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Brise Audio、final最上位イヤフォン「A10000」専用ケーブル

final「A10000」専用チューニングのリケーブル「BSEP for A10000」

Brise Audioは、finalの最上位イヤフォン「A10000」のために専用チューニングしたというリケーブル「BSEP for A10000」を、10月23日に発売する。価格はオープンで、市場想定価格は280,000円前後。プラグタイプは全4種類。

  • BSEP for A10000- 5極Φ4.4mm L型プラグ【型番:BSEPA10K-L544】
  • BSEP for A10000- 3極Φ3.5mm L型プラグ【型番:BSEPA10K-L335】
  • BSEP for A10000- 5極Φ4.4mm ストレートプラグ【型番:BSEPA10K-S544】
  • BSEP for A10000- 3極Φ3.5mm ストレートプラグ【型番:BSEPA10K-S335】
「A10000」

A10000は、finalの有線イヤフォン最上位モデルに位置づけられており、ブランド初となる「トゥルーダイヤモンド振動板」を採用したイヤフォン。価格は398,000円。当初は6月発売予定だったが、部品加工工場が被災した影響などにより発売が2度延期されている。

Brise Audioが発表したリケーブルのBSEP for A10000は、そんなA10000の「繊細な再現性と高い透明感を最大限に引き出すために開発された」という専用ケーブル。

そのサウンドについては「A10000の特長である広帯域かつ立体的な音場を損なうことなく、低域の量感と厚みを加えることで、音楽全体に豊かな深みと実在感をもたらす。ハイスピードでタイトな低音の質感を活かしながら、力強さと余韻の美しさを両立し、現代音楽からクラシックまで多様なジャンルに対応した。高解像度な高域の表現力をそのままに、奥行き感と温かみを加え、長時間のリスニングでも心地よいサウンドを実現している」とのこと。

Brise Audioの設計思想に基づき、同社史上最大クラスという導体量を採用。伝送ロスを極限まで抑えることで、音の厚みと情報量を高めたという。導体は高機能高純度銅導体で、Quad Spiral構造(4芯)を採用している。

新素材の「HCNT(ハイグレードCNT/カーボンナノチューブ)」をシールド層に採用することで、外来ノイズを抑制。微細な音のニュアンスや空気感まで正確に描き出すことが可能になったという。

柔軟で取り回しの良い高機能被覆素材を組み合わせることで、装着時のストレスを軽減。オリジナル金属パーツを音質バランスに応じて配置することで、A10000と一体感あるサウンドを実現したとのこと。

ケーブル長は1.2mで、エージング期間は150時間ほどで落ち着くという。保証期間は3年。

また、11月1日に行なわれる「秋のヘッドフォン祭 2025」では、Brise Audioブース(601)とfinalブース(501B)で、A10000+BSEP for A10000の組み合わせで試聴ができる。