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キヤノン「EOS R6 Mark III」「EOS C50」、ニコン「ZR」など新カメラ展示に注目
2025年11月20日 16:00
メディア総合イベント「Inter BEE 2025」が千葉・幕張メッセにて開幕。11月21日まで行なわれ、入場料は無料だが、登録入場制となっている。ここでは、キヤノンやニコン、シグマなどのブースをレポートする。
キヤノン
キヤノンのブースでは、CINEMA EOSシリーズの新機種「EOS C50」の体験エリアに注目が集まっていたほか、先日発表されたばかりの「EOS R6 Mark III」の実機も触れることができる。また、オートフォーカスが可能なRFマウントも採用されたシネマレンズ「CN5×11 IAS T/R1」の実機展示も行なわれており、こちらにも来場者が集まっていた。
VR撮影関連のソリューションとして、最小限の装備でVR撮影が可能な「キヤノンバーチャルプロダクションシステム」のデモを実施。
グリーンバックのステージにいる人物をカメラで撮影することで、自動的に用意されたバーチャルの背景と組み合わせた映像が出力でき、レンズのフォーカスリングを操作することで、実際に撮影している人物とバーチャルな背景が連携し、ピント調節も行なえる。
RFマウントの高速通信によって実現しているもので、ステージ上のトラッカーを専用のカメラで撮影することで、カメラの位置情報を測定。接続されているPCで、レンズとカメラの撮影情報をリアルタイムに通信・演算することでメタデータを出力している。
これにより、従来キャリブレーションに半日から1日かけていたVR撮影が、数分のキャリブレーションで実現できるようになるという。
ニコン/RED
ニコンブースには、ニコン初のシネマカメラ「ZR」4台のタッチ&トライのほか、「V-RAPTOR XE」などREDの新製品もシネマ向けのセットアップで展示するなど、Z CINEMA製品を中心としたラインナップを用意。「Z9」や「Z8」も動画向けの装備で展示されており、従来のZシリーズとZRの比較なども行なえる。
ブース内のREDのエリアでは、「RED Cine-Broadcast Module」を用いた、シネマカラーでの放送用途向けセットアップが用意されており、その解説も行なわれていた。


















