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Questyleから最上位DACアンプ「SIGMA Pro」。ロスレス録音機能も

Questyleは、ポータブル型のDAC/ヘッドフォンアンプ「SIGMA Pro」を11月28日に発売する。価格はオープン。予約受付は11月21日から。取扱店舗はe☆イヤホン、フジヤエービック、ヨドバシカメラ、ビックカメラ、Amazon「Questyle JP」ストア。

ESS製のフラッグシップDAC「ES9069Q」をデュアル構成で搭載し、独自の電流伝導アンプ技術やTTA(Three-Tier Architecture)デコード構造を採用しているのが特徴。

据え置き型アンプに相当する25Vp-p出力と5Aピーク電流を実現しており、フルサイズの高インピーダンスヘッドフォンから高感度なIEMまで、幅広いヘッドフォンを余裕を持ってドライブできるという。

最大出力は、バランス接続時で1,200mW(@32Ω)。フルディスクリート構成のフルバランス電流モードアンプを4基搭載する。

出力端子側

ES9069Qのデュアル構成により、高SNと低歪みを追求。対応フォーマットは、PCM 44.1kHz〜768kHz/32bit、DSD 512。MQAフルデコードもサポートする。

USBインターフェースにはXMOS「XU316」を採用。高精度なデータ処理と、安定したUSBオーディオ動作を図った。

Apple MFi、Qualcomm Snapdragon Sound、Sony LDAC認証を取得。iOS/Androidスマートフォンに加え、Windows/macOS/HarmonyOSなどの主要プラットフォームに対応し、多様なデバイスからのロスレス/ハイレゾ再生が行なえる。

入力端子側

Bluetoothは5.4準拠。コーデックは、SBC、aptX、aptX HD、aptX Adaptive、LDAC、LE Audioをサポート。ワイヤレス接続時でも最大96kHz/24bit(ロスレス48kHz/24bit相当)のハイレゾ再生が可能。

デジタル入力はUSB Type-C、光デジタル、同軸デジタル。アナログ入力として3.5mm/4.4mm端子を用意。3.5mmシングルエンド、4.4mmバランス、6.35mmアンバランス出力も搭載する。

S/N比は120dBで、THD+Nは0.0002%(1kHz,24bit/48kHz)。周波数特性は20Hz〜20kHz(±0.8dB)。

アナログ入力は録音機能に対応。24bit/48kHzでのロスレス録音とモニタリングが可能。ポータブルレコーダー的な用途にも活用できる。

電源部は、デュアルUSB-Cポートとスマートバッテリーマネジメントシステムを採用。電源接続時の「充電しながら再生」に対応し、バッテリー駆動から外部電源駆動への切り替え時も音が途切れない。

内蔵バッテリー容量は4,300mAhで、最大約12時間の連続再生が可能。充電時間は約3時間(5V/2A使用時)。

内蔵バッテリー

筐体はサンドブラスト仕上げの航空機グレードアルミニウムと、Huawei社の昆崙(コンロン)ガラスを組み合わせたもの。「Less is more」のバウハウス理念を意識したというシンプルかつ堅牢な外観デザインを採用する。

外形寸法は155.7×85mm、重量は約330g。