東芝、超解像/USB HDD録画対応のスタンダード「REGZA」

-録画もできる新シリーズ「R9000」。Aも46型など追加


REGZA R9000シリーズ

9月25日より順次発売

標準価格:オープンプライス


 株式会社東芝は、液晶テレビ「REGZA」を一新。を超解像技術「レゾリューションプラス2」やUSB HDD録画機能を搭載した、プレミアムスタンダードモデル「R9000シリーズ」を、10月下旬より順次発売。19~52型まで7モデルを展開する。また、スタンダードモデルとして「A9000シリーズ」も46/32/26型を9月25日より順次発売する。

R9000シリーズ
型番サイズパネル解像度機能カラー発売日店頭予想価格
52R900052型1,920×1,080ドット超解像
USB HDD録画
ブラック11月上旬38万円前後
46R900046型10月下旬30万円前後
40R900040型11月中旬22万円前後
32R900032型1,366×768ドット10月下旬15万円前後
26R900026型シルバー
ブラック
12月下旬12万円前後
22R900022型シルバー
ブラック
レッド
9万円前後
19R900019型8万円前後
A9000シリーズ
型番サイズパネル解像度カラー発売日店頭予想価格
46A900046型1,920×1,080ドットブラック12月中旬21万円前後
32A900032型1,366×768ドット10月下旬11万円前後
26A900026型ルーチェホワイト
ムーンブラック
9月25日10万円前後

 


■ 超解像/録画対応のプレミアムスタンダードモデル「R9000」

 

「52R9000」。USB HDDを追加するだけでデジタル放送録画が可能になる
 52/46/40型は1,920×1,080ドットのフルHDパネルを採用。32/26/22/19型は1,366×768ドットのWXGAパネルとなる。全モデルが超解像技術の「レゾリューションプラス2」を搭載。加えて、USB HDDの接続に対応し、デジタル放送録画も可能となっている。

 従来のスタンダード機と位置付けていた「C8000シリーズ」を一新し、録画機能や超解像など大幅に機能強化。32~52型までは「倍速・モーションクリア」を搭載し、液晶テレビ固有の残像感を低減。また、52/32型は発光効率の高い蛍光管を採用して蛍光管の本数を削減した「エコパネル」を採用している。

 超解像の「レゾシューションプラス」はバージョン2。フラッグシップ機のZX9000/Z9000に新搭載したアニメに最適化した画質モードなどは含まれていないが、地上デジタル放送やDVDなどの入力映像の画質改善を図れるほか、1080p入力した外部入力映像に対しても超解像処理を適用できる。

 32型~52型には倍速モーションクリアを搭載している。

 部屋の環境に合わせて、最適な画質に調整する「おまかせドンピシャ高画質 2」も搭載。周囲の明るさや照明の種類、日の出/日の入時刻の変化などの視聴環境や、視聴中の映像コンテンツの種類に合わせて最適な画質に自動調整する「おまかせ」モードを備えている。なお、ZX9000/Z9000の「ドンピシャ高画質 3」で搭載した色温度センサーは備えていない。

52R900046R900022/19型などの小型サイズではカラーバリエーション展開

 チューナは、地上/BS/110度CSデジタルを2系統、地上アナログを1系統装備。番組表は7局/6時間分の番組を一覧表示できる「レグザ番組表・ファイン」を採用している。最大4台までのUSB HDDを接続可能で、別売のUSB HDDを追加するだけで、デジタル放送録画が行なえる。

 10W×2chのスピーカーも内蔵し、アンプにはClass-Dデジタルパワーアンプを採用している。 HDMI端子は3系統装備しており、高速なHDMI切り替えを可能とする「InstaPort」に対応している。

 

22型でもHDD追加で録画対応レグザリモコンII。32型以上は左のタイプ。32型未満は左のリモコンが付属する
 

 HDMIリンク機能「レグザリンク」にも対応しており、同社のDVDレコーダ「VARDIA」や、他社製のオーディオシステムやAVアンプとの連動動作も可能となっている。リモコンは新デザインの「レグザリモコンII」。

 

R9000シリーズ

型番

52R9000

46R9000

40R9000

32R9000

26R9000

22R9000

19R9000

サイズ

52型

46型

40型

32型

26型

22型

19型

パネル

1,920×1,080ドット

1,366×768ドット

コントラスト
(ダイナミックコントラスト)

5,000:1
(50,000:1)

3,000:1
(30,000:1)

2,500:1
(25,000:1)

3,000:1
(30,000:1)

1,000:1
(10,000:1)

視野角

上下左右178度

上下左右176度

上下160度/左右170度

倍速
モーションクリア

-

映像エンジン

メタブレイン・プレミアム

メタブレイン・プロ2

チューナ

地上デジタル×2
BS/110度CSデジタル×2
地上アナログ×1

スピーカー

10W×2ch

5W×2ch

3W×2ch

入出力端子

HDMI入力×3
D4入力×1
S映像入力×1
コンポジット入力×3
光デジタル音声出力×1
アナログ音声出力×1
録画出力×1
Ethernet×1
モジュラー×1
ヘッドフォン×1

HDMI入力×2
D4入力×1
S映像入力×1
コンポジット入力×2
光デジタル音声出力×1
アナログ音声出力×1
録画出力×1
Ethernet×1
モジュラー×1
ヘッドフォン×1

消費電力

220W

260W

200W

110W

100W70W50W

年間消費電力量

174kWh/年

184kWh/年

146kWh/年

102kWh/年

75kWh/年

63kWh/年

48kWh/年

外形寸法
(スタンド含む)
(幅×奥行き×高さ)

125.2×35.3
×84.7cm

110.8×31.6
×75.3cm

97.7×31.6
×67.6cm

78.6×26.6
×57.4cm

67.6×25.4
×49.2cm

54.7×22.5
×40.7cm

47.6×20.8
×36.2cm

重量
(スタンド含む)

33.5kg

24.5kg

18.5kg

12.5kg

8.6kg

6.2kg

5.2kg


■ スタンダードモデルのAも大型など「A9000」

 スタンダードモデルのAシリーズには、46型と32型、26型の3モデルを「A9000
シリーズ」として追加。既発売の40、22、19型のA8000シリーズとあわせてAシリーズとして展開する。Aシリーズの各製品については、録画機能を備えていない。

A9000シリーズ46/32/26型の3モデルを用意46A9000

 46型の46A9000は、1,920×1,080ドットのフルHDパネルを搭載しており、倍速駆動技術の「倍速モーションクリア」も装備。32/26型は1,366×768ドットのWXGAパネルを採用、この2モデルは倍速には対応しない。パネルはいずれもVA系。26型のみルーチェホワイト(W)と、ルーチェブラック(B)の2色を用意する。

 高画質化回路として、46型はパワー・メタブレインを、32型はメタブレイン・プロを搭載。「おまかせドンピシャ高画質」も搭載している。

 チューナは、地上/BS/110度CSデジタルチューナと地上アナログを各1系統装備。番組表は「レグザ・番組表ファイン」。46/32型は3系統のHDMI入力を装備、26型は2系統となる。

 

A9000シリーズ

型番

46A9000

32A9000

26A9000

サイズ

46型

32型

26型

パネル

1,920×1,080ドット

1,366×768ドット

コントラスト
(ダイナミックコントラスト)

3,000:1
(30,000:1)

視野角

上下左右178度

上下左右176度

上下左右160度

倍速
モーションクリア

-

映像エンジン

パワー・メタブレイン

メタブレイン・プロ

チューナ

地上デジタル×1
BS/110度CSデジタル×1
地上アナログ×1

スピーカー

10W×2ch

5W×2ch

入出力端子

HDMI入力×3
D4入力×1
S映像入力×2
コンポジット入力×3
光デジタル音声出力×1
録画出力×1
Ethernet×1
モジュラー×1
ヘッドフォン×1

HDMI入力×3
D4入力×1
S映像入力×1
コンポジット入力×3
光デジタル音声出力×1
録画出力×1
Ethernet×1
モジュラー×1
ヘッドフォン×1

HDMI入力×2
D4入力×1
S映像入力×1
コンポジット入力×2
光デジタル音声出力×1
Ethernet×1
モジュラー×1
ヘッドフォン×1

消費電力

252W

124W

97W

年間消費電力量

183kW/年

91kWh/年

70kWh/年

外形寸法
(スタンド含む)
(幅×奥行き×高さ)

110.8×26.3
×74cm

78.6×24.7
×56.8cm

67.1×23.3
×50.2cm

重量
(スタンド含む)

23.5kg

12.5kg

9.6kg


(2009年 9月 16日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]