タワーレコードで「THIS IS IT」BD/DVD発売記念イベント

　1月27日のBlu-ray/DVD発売が迫る「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」。その前日となる26日の午前0時、タワーレコードは、限定ジャケットを採用した「THIS IS IT」BLACKジャケット版の先行販売を開始。さらに、シンガーソングライターの久保田利伸さんらを招いての発売記念イベント「今夜はTHIS IS IT!」も開催した。

　イベントは25日の夜9時、東京のタワーレコード渋谷店地下1F「STAGE ONE」での「THIS IS IT」特別上映会からスタート。整理券を獲得した130名が集まり、曲が終わるごとに拍手や歓声が巻き起こる。さらに、振り付けとそっくり同じ動きをする来場者や、ペンライトで皆が曲に合わせて手を振る場面もあり、ライブさながらの盛り上がりとなった。

久保田利伸さん(右)と音楽評論家の吉岡正晴さん(左)

　上映後には、久保田利伸さんと音楽評論家の吉岡正晴さんが登場。久保田さんが「みんな何回観たの?」と聞くと、会場からは「56回観た!」という声もあり、流石の2人も驚いた様子。

　久保田さんは「THIS IS IT」の感想として、「マイケルは雲の上の人だ、と思っていたけど、この映画でリハーサルシーンを観たら、(あれだけの努力を重ねてステージを作り上げる)同じ人間なんだなと思った」とコメント。

　'83年8月のマイケル・ジャクソン邸での取材から、取材を行なってきた吉岡さんは「マイケルの年表は頭に入っている!」と会場を沸かせた。

　さらに、久保田さんは、ファンの間では有名になっているスリラーの元のタイトルと偶然同タイトルを名付けたという新曲「STAR LIGHT」誕生秘話も紹介(1月27日発売のシングル「Tomorrow Waltz」収録)。もともとは「オフ・ザ・ウォールに入っていそうな曲」として身内だけで楽しもうとしていた30秒程の曲だったという。久保田さんは「マイケルへの感謝の気持ちで、マイケルの曲をごった煮にしたような出来」と、新曲がマイケルへのオマージュだと説明。特別に「STAR LIGHT」のPV映像も流された。

　1Fのエントランスでは、R&B DJのDJ KOMORIのDJプレイと、マイケルに扮したダンサー軍のパフォーマンスがスタート。華麗なダンスと音楽に多くの通行人が立ち止まり、人だかりが大きくなっていった。

カウントダウンの様子

　発売までのカウントダウンでは、久保田さんと吉岡さんがエントランスに登場。カウントダウンの瞬間は、「THIS IS IT」の最後のシーンをイメージして｢3.2.1 マイコー!｣と全員が叫び、入り口がオープン、レジには「THIS IS IT」を求める長蛇の列ができた。

　ラウンジスペースには、渋谷店の名物とも言える、マイケル本人が'96年12月に来店した時の手形や、'87年のジャパンツアーの阪急西宮球場で客席に投げたハット、映画のシーンを切り取った大型のパネルが展示。「THIS IS IT」の購入者にこのパネルをプレゼントする抽選会も行なわれた。なお、パネル展示は2月15日まで、ハットは2月7日まで渋谷店で展示される予定。

　最後に久保田さんは「時代と海を越えて、人々に夢を与え続けたマイケル・ジャクソン。その歴史の一部分に参加できて光栄です」とコメント。改めてマイケルのパワーを感じさせる発売記念イベントとなった。

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　「THIS IS IT」は、DVD3種類、BD1種類の計4種類がラインナップされ、タワーレコードでは、DVDのデラックス・コレクターズ・エディションにBLACKジャケットの限定バージョン(3,990円)を用意。このバージョンには、BD版のみに収録され、通常のDVDデラックス版には収録されていない特典映像「ダンシング・マシーン 振付師が語るマイケルのダンス」(15分49秒)と、フォト・ギャラリーも収録する。