「東京国際アニメフェア2010」レポート【イベント編】
-ゼーガペインやガンダム00、四畳半神話大系など
会期:3月25日~28日 会場:東京ビッグサイト 入場料:大人1,000円、中高生500円(当日) |
世界最大級のアニメ総合見本市、東京国際アニメフェアが東京ビッグサイトで3月25日~28日まで開催された。ここでは25日、26日のパブリックデーに開催されたイベントレポートをメインにお届けする。
■ ゼーガペイン
左からソゴル・キョウ役の浅沼晋太郎さん、カミナギ・リョーコ役の花澤香菜さん、下田正美監督、キャラクター原案の幡池裕行さん |
ステージには下田正美監督に加え、ソゴル・キョウ役の浅沼晋太郎さん、カミナギ・リョーコ役の花澤香菜さん、キャラクター原案の幡池裕行さんが参加。ステージ周辺には多数の来場者が集まり、放送から4年経過しているとは思えない熱気。浅沼さんの「4年間応援し続けてくれたこと、感謝してるぜ。俺はもう潰れねえ! エンタングル!!」の掛け声と共にスタートした。
ROBOT魂のゼーガペン アルティールが一足早くステージに登場 |
会場で参考展示された、ROBOT魂の「ゼーガペイン アルティール」 |
気になる「ROBOT魂」化については、「ゼーガペイン アルティール」が2010年夏頃に発売予定(価格未定)で、初回特典としてカミナギ・リョーコのノンスケールフィギュアも付属予定。「ゼーガペイン」は商品化要望が非常に多く寄せられており、それを受けて商品化。ホロボルトプレッシャーなどのエフェクトパーツが付属する他、腕が取り外せるので、「舞浜シャイニングオーシャンパンチ」も再現できそうとうこと。
ステージでは一足先に実物も披露され、登壇者達は「小さいけれど細かい部分まで作りこまれている!」と関心しきり。監修した幡池さんは、「今回のロボット魂の嬉しい点は、間接が増えて動かしやすくなって、皆さんのお好みのポーズがとれるところですね」と注目ポイントを説明した。
初回特典としてカミナギ・リョーコのノンスケールフィギュアも付属予定 |
続いてステージには、投票企画やBD化の交渉を担当し、BDAのブログ「ブルーレイディスクの小部屋」でもお馴染み、ABIさんが乱入。投票と共にファンから寄せられた、BD化を望む熱いメッセージを届け、登壇者からは「前向きに検討していきます」という返答がなされ、「新たにオーディオコメンタリーをやりたい」(花澤さん)、「次はBD化のイベントで皆さんと集まれたらいいですね」(下田監督)などのコメントも。今後のゼーガペインの展開に期待が膨らむイベントとなった。
BDAのABIさんが登場。BD-BOX化を望むファンの声を直接届けた | 最後には幡池さんが今回のイベントのために特別に描いたという、キョウとカミナギの冬服バージョンイラストも披露された |
ゼーガペイン (C)サンライズ・プロジェクトゼーガ・テレビ東京/(C)2006 NBGI |
だが、異世界での戦闘と、舞浜での普通の生活を繰り返すうちに、キョウの中に数々の疑問が生まれていく。次第に明らかになる“世界の隠された秘密”。キョウは明かされた真実に苦悩しながらも、自分や仲間を守るために戦いに身を投じていく……。
一見すると普通のロボットアニメだが、意外性のある設定と練りこまれたストーリー、そして絶望的な状況下における人間ドラマも真正面から描ききった名作として、アニメファンに高く評価されている。
■ 「劇場版 機動戦士ガンダム00」は9月公開
左から水島監督、三木さん、宮野さん、勝地さん、吉野さん、中村さん |
刹那・F・セイエイ役の宮野さんは、「久しぶりに刹那役として登場できて嬉しい。劇場版が迫ってきていてドキドキしてますが、皆さんの歓声から映画への熱い期待を頂いたので、気持ちを高めて命がけで収録に臨みます」とコメント。
ロックオン・ストラトス役の三木さんは、「この時期にこれだけの映像を皆さんにお見せできる『ガンダム00』のスタッフの結束力に感嘆しました。僕もテンションを上げてアフレコに臨みます」と決意を語る。アレルヤ・ハプティズム役の吉野さんは、「劇場版が完結編ということで、アレルヤの長い長い自分探しの旅にも答えが出る気がします。皆さんと一緒に楽しみたいです」と笑顔を見せた。
バンダイビジュアルのブースでも、「劇場版機動戦士ガンダム00」が紹介されていた |
水島監督は劇場版について、「観客の皆さんを驚かせる仕掛けもあります。スタッフ・キャストにも恵まれ、全力で作っていますのでよろしくお願いします」とコメント。勝地さんについては、「幅広い演技力と少年らしい、きびきびした面があるので、デカルト役にマッチしていると思います」と評価した。
■「東のエデン×四畳半神話大系 ARキャストイベント」
左から木村良平さん、浅沼晋太郎さん、吉野裕行さん |
ステージには「東のエデン」で滝沢朗を演じた木村良平さん、「四畳半神話大系」で主人公・私を演じる浅沼晋太郎さん、「東のエデン」で直元大志役を、「四畳半神話大系」で小津役を演じる吉野裕行さんが登壇した。
(C)四畳半主義者の会 |
ステージセットは簡素だが、背後のスクリーンには豪邸のCGが重なって表示されている |
これに関連し、トークイベントでもAR技術を駆使。簡素なステージセットも、PCを通して観ると、3DCGで作られた京都風の豪邸に早変わり。さらに、浅沼さんが紙に描かれたシンボルマークをカメラに写すと、四畳半神話大系で核となる、“私”の口上が声と文字で画面上に流れ、紙を動かすと文字の流れが追従。
浅沼さんが手にするシンボルマークと連動して、口上が音と文字のスクロールで表示される | こちらは東のエデンバージョンのAR。コースターをかざすと、携帯電話が登場。中でPVも再生されている |
「東のエデン」バージョンでは、コースターに描かれたマークをカメラにかざすと、劇中で重要な道具として登場する携帯電話の3DCGが浮遊しながら登場。電話のディスプレイが開き、PVまで流れ出すという凝った内容で、声優陣から驚愕の声が相次いだ。
■その他
EAST BLUEの展開図。16ページのブックレットも付属。さらに初回封入特典としてデータカードダス用カードも先行収録 ※デザインは変更になります ※カードの能力なども実際の商品とは異なります (C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション |
なお、既報の通り、10年間の歴史を振り返り、各エピソードごとにまとめたDVDシリーズ「ONE PIECE Log Collection」が7月23日より順次発売される。第1弾として7月に発売される「EAST BLUE」には、主人公のルフィ登場、ゾロ、ウソップとの出会い、メリー号での船出までのエピソード(全17話)を収録。同日発売の「SANJI」には、仲間の1人であるサンジとの出会い、そして彼の旅立ちまでのエピソード(全13話)を収録。その後も、仲間になるキャラクターのエピソードや、ルフィ達が冒険を繰り広げたエピソードごとにまとめてDVDに収録される。
麦わら一味の声優陣が登場 | 矢口真里とストローハット。左から大沢あかねさん、矢口真里さん、さとう里香さん |
大沢あかねさん | さとう里香さん | 矢口真里さん | きただにひろしさん |
ゼブラミニスカポリスが集結 |
最新作「ゼブラーマン -ゼブラシティの逆襲-」の公開を5月1日に控えたゼブラーマン。東映ビデオブースでは、映画のプロモーションディスクの配布に加え、ゼブラーマンの衣装展示も実施。
さらに、同作品から生まれたスピンオフムービー「ゼブラミニスカポリスの逆襲」のステージイベントも実施された。この作品は、「ゼブラシティの逆襲」に登場するセクシーユニット「ゼブラミニスカポリス」を主役に、彼女達の秘められた過去が明かになるというセクシー・アクション作品。4月9日に3,990円で東映ビデオからDVDが発売される。
左から清水ゆう子さん、稲生美紀さん、大橋沙代子さん | 劇中と同じセクシーな衣装で登場した |
ゼブラミニスカポリスは、TBSの深夜情報番組「アカデミーナイト」での公開オーディションで、776人の仲から選ばれた、清水ゆう子さん、稲生美紀さん、大橋沙代子さんの3人のグラビアアイドルで構成されており、イベントでは劇中と同じセクシーな衣装で登場。ハードなアクションが展開された撮影の苦労話や、哀川翔さんと初めて会った時の感激などのトークで盛り上がった。
清水ゆう子さん | 稲生美紀さん | 大橋沙代子さん |
パブリックデーには、アニメキャラのコスチュームを纏ったコンパニオン達も増加。会場に華を添えていた。
(2010年 3月 30日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]