SCE、PS3用サウンドシステムの発売日を9月30日に決定
-ゲームや映画をサラウンド再生。先行展示も
ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は、PlayStation 3用のサラウンドサウンドシステムの発売日を9月30日に決定した。価格は19,800円。名称は「サラウンドサウンドシステム」で、型番は「CECH-ZVS1」。
なお、発売に先駆けて、東京と大阪にあるPlayStationコンセプトショップにて、参考展示を実施する。場所は東京が池袋のヤマダ電機 LABI1池袋モバイルドリーム館6F。大阪は日本橋の上新電機 ディスクピア日本橋1F。
光デジタル音声入力、アナログ音声入力を備えた、一体型筐体のサラウンドシステム。ソニーのバーチャルサラウンド技術「S-Force PROフロントサラウンド」などを採用し、ユーザーの前面に設置するだけで臨場感のあるサラウンドが体験できるという。PS3以外とも接続可能で、各種デコーダも内蔵。市販のケーブルでプレイステーションポータブル(PSP)などと接続する事も想定している。
デコード可能なフォーマットはドルビーデジタル、DTS、AACと、リニアPCM。リニアPCMは2chまで。「サウンドフィールド」モードとして、「DYNAMIC」(迫力ある低音と高音で、臨場感のある音質)、「STEREO」(ステレオ音声のゲームに適しており、マルチチャンネル音声はダウンミックス)、「VIVID」(幅広い音層でサラウンド効果を強調)、「STD」(音割れや音切れを防ぎ、ソース本来の音質が楽しめる)から選択可能。ゲームサウンドデザイナーによって最適化されている。
ユニットは、フロントスピーカーとして50×90mmのユニットを2基、サブウーファとして65mm径のユニットを2基搭載。サブウーファ部には65mm径、4基のパッシブラジエータも備えている。アンプの出力はフロント部が10W×2ch(6Ω)、サブウーファが15W+15W(8Ω)。外形寸法は約720×87×85mm(幅×奥行×高さ)、重量は約2.4kg。光デジタルケーブルやリモコンが付属する。
(2010年 7月 6日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]