バンダイチャンネル、iPad/iPhone向け配信βサイト開設

-アニメ鑑賞でLvアップ。エンブレム配布や「UC」配信も


iPhoneでの表示イメージ

7月23日スタート

 

 バンダイチャンネルは23日、動画配信サービスの新展開として、iPad/iPhone/iPod touch向け配信を行なうベータテストサイトを開設した。PC向けのバンダイチャンネルで配信している無料本編作品(一部を除く)」を視聴でき、23日現在では164作品を配信。ベータテスト中に順次追加していくという。

iPadでの表示イメージ
 ベータテストサイトのアドレスはPCと同じ「http://www.b-ch.com/」で、対応機種のSafariでアクセスすると専用ページに転送される。テストは7月23日~10月31日を予定。対応機種はiPad、iPhone 3G/3GS/4、iPod touch。なお、映像コンテンツの視聴には無線LAN接続が必要。通信状況に合わせて、300kbpsと768kbpsから最適なビットレートが自動的に選択される。

 また、ベータテスト期間途中より3G環境での映像視聴や、無線LAN環境での768kbps以上の高ビットレート配信も行なう予定。

 このサービスには、ソフトバンクテレコムの統合配信プラットフォーム「ホワイトクラウド 映像サービス」が使われている。コンテンツをPCやスマートフォンなど、様々なデバイスにまとめて配信する事ができるほか、セキュアに配信するためのDRMにも対応しているという。



■ デジタルエンブレムとレベル機能追加

 さらに既存のPC向けサービスにも新機能を追加。動画購入者向けに、購入作品のイメージをモチーフにした“デジタルエンブレム”を発行するサービスを23日より開始している。

 これは、作品を全話購入するたびに、該当作品のエンブレムがユーザーのマイページに発行され、エンブレムをコレクションできるというもの。さらに、バンダイチャンネルへの訪問頻度や動画視聴頻度、視聴する動画の種類や回数、視聴時間に応じて、ユーザーのレベルが上昇するサービスも開始。

発行されるデジタルエンブレムの例

 エンブレムコレクションやレベルの状態は、ユーザーが作成して公開した特集やお気に入り作品のクチコミ投稿情報とあわせて公開される。レベルは1~99まで用意されており、今後、レベルに応じた様々な企画も実施予定だという。

 エンブレム発行対象サイトは、バンダイチャンネルの自社サイトに加え、ミラーサイトのYahoo!ウォレット決済専用サイト、アニメワンBIGLOBE決済専用サイト、OCNペイオン決済専用サイト、アニメNewtypeチャンネル決済サイトも含まれる。

マイエンブレムリストで、獲得したエンブレムを確認配信ページでは、まもなく獲得できるエンブレムの情報も。ユーザー名の左側には、レベルを示すマークも入っている
ユーザーが作った特集の公開画面に、ユーザーが獲得したエンブレム数が表示され、確認もできる


■ 「ガンダムUC」の有料配信もスタート

 配信コンテンツも拡充。23日より、「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」の有料配信を、PC、携帯電話、テレビモニタ向けに実施する。価格はPC向けが400円で、視聴期間は3日間。携帯向けが400ポイント(420円相当)で3日間、テレビ向けはSD画質が420円、HD画質が630円。PS3/PSP向けはSD画質が400円で、HD画質が600円、視聴期間は72時間。

 第1話の本編に加え、スペシャル映像として「-福井晴敏が語る、ガンダムUC episode2-」(6分20秒)や、episode2「赤い彗星」特報(35秒)も配信。さらに、既報の通り、10月30日からは第2話の配信をPlayStation Storeで実施する。

機動戦士ガンダムUC 第1話より
(c)創通・サンライズ


(2010年 7月 23日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]