ミュージックバード、PCM音楽放送を2011年7月に終了
-暗号チップ生産終了でチューナ生産も不可能に
2011年7月サービス終了
通信衛星を使った音楽放送を展開するミュージックバードは、非圧縮のPCM音楽放送サービスを2011年7月をもって終了すると発表した。
放送終了の理由は、PCM放送サービスのための暗号化を行なう財団法人放送セキュリティセンターが2011年7月24日をもって業務を終了することと、チューナ生産に必要なPCM放送用の暗号解読用チップ「コアテックチップ」の生産が終了し、チューナの追加生産が事実上不可能となるため。
同社のPCM放送は1992年にサービスを開始。2010年8月現在、CLASSIC、JAZZ、ROCKなど10チャンネルで展開している。なお、同社のもうひとつの衛星放送サービス「SPACE DiVA」は引き続きサービスを行なう方針。
(2010年 8月 2日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]