ソニー、FPSモード搭載PCゲーム用7.1chヘッドセット

-VPTも搭載。実売17,000円


 ソニーは、PCゲーム向けの7.1chデジタルサラウンドヘッドセット「DR-GA500」と、ゲーム用ヘッドセット「DR-GA200」を10月10日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はDR-GA500が17,000円前後、DR-GA200が8,000円前後。

DR-GA500DR-GA200

 DR-GA200は、PCゲーム向けの単体ヘッドセット。DR-GA500は、GA200相当のヘッドセットに加え、7.1chのバーチャルサラウンド機能に対応したプロセッサが付属する上位モデルとなる。

 ヘッドセット部はオープンエアのダイナミック型で、40mm径のドライバを搭載。長時間のゲームプレイのために、軽量フレームを採用するとともに、イヤーパッドを3分割し、ヘッドバンドから耳への側圧を分散。通気性も確保しているという。マイクは左側のハウジングに備えており、コンパクトに収納も可能となっている。

 再生周波数帯域は14Hz~22kHz、最大入力は1,000mW、感度は100dB/mW、インピーダンスは42Ω。ケーブル長は2.5m(DR-GA200)/1.5m(DR-GA500)で、ケーブル中程には音量調整と、マイクミュートが可能なリモコンを備えている。プラグは3.5mmのステレオミニとマイク用ミニプラグ。重量は約238g。

 DR-GA500に付属のプロセッサには、独自のバーチャルサラウンド技術「7.1ch VPT(Virtual phones technology)」を搭載。臨場感ある立体サラウンドをヘッドセットで実現するという。加えて、ドルビープロロジックIIxに対応し、2chや5.1chの音源を7.1chサラウンドとして楽しめる。

 ゲームプレイ向けのエフェクト機能も搭載。くっきりとした音像定位や明確な方向感を再現し、シューティングゲームに最適という「FPSモード」を搭載。DSP処理により、爆発音などの大容量を控えめに、足音などの小さな音を大きくする「COMPRESSIONスイッチ」も備えている。

 プロセッサの入力端子は、USBと7.1chアナログ入力、マイク入力。外形寸法は約190×117×30mm(幅×奥行き×高さ)、重量は310g。


(2010年 9月 3日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]