パイオニア、Blu-ray 3D対応のBDドライブ

-静音ファームウェアも採用。3万円台前半


BDR-S06J-W

 パイオニアは、Blu-ray 3D再生に対応したパソコン内蔵型のBlu-ray Discドライブ「BDR-S06J」を10月上旬から発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は3万円台前半。販売はエスティートレード。ベゼルカラーはクリアホワイト(W)とピアノブラック(BK)、ラバーブラック(KR)の3色を用意する。

 シリアルATA接続のPC用BDドライブ。新たにBlu-ray 3Dに対応した再生ソフト「PowerDVD 9」を同梱し、3D再生に対応。2D-3D変換機能も備えているほか、CPRM対応のDVDディスクやAVCRECディスクなどの再生にも対応する。加えて、独自の新「アドバンスド静音ファームウェア」を搭載。ディスク回転速度を自動制御して動作音を抑制する。


BDR-S06J-BKBDR-S06J-KR

 最大記録速度はBD-R/R DLが12倍速(LTHは6倍速)、BD-RE/RE DL 2倍速、DVD±R 16倍速、DVD±R DL 8倍速、DVD±RW 8倍速、DVD-RAM 5倍速、CD-R 40倍速、CD-RW 24倍速。なおBD-R 12倍速書き込みは、パナソニックとソニー製の6倍速ディスクで対応。BD-R DLの12倍速記録は、パナソニックの6倍速BD-R DLディスクが対応するという。なお、BDXLには対応しない。

 最適倍速記録機能も搭載。使用するメディアのパラメータにあわせて、最も記録品質が高くなる倍速を自動で選んで、書き込み可能となっている。ディスクから情報を読み出す際に、光学メカニズム部で発生する信号の汚れをクリアにする「リミットイコライザー」も搭載。BD-Rメディア記録のムラを抑えながら書き込みを行なう「BD記録面重視モード」も備えている。

 筐体は密閉性を高めた独自のハニカム構造を採用。筐体内部には防塵、防音パッドを取り付けた静音設計としている。音楽CD再生時に表面の汚れや傷を原因としたデータ欠落と補間による悪影響を最小限に抑える「PureRead2」も搭載する。

 PowerDVD 9のほか、BDMV/AVCHDなどの編集/作成に対応したBD/DVDオーサリングソフト「PowerProducer 5」や、ライティングソフト「Power2Go 6 for PURE READ」、パケットライトソフト「InstantBurn 5」、ライブラリ管理ソフト「Medi@show 5」などを同梱。対応OSはWindows XP/Vista/7。3D映像の再生には、Widnows 7と3D表示に対応した周辺機器が必要となる。


(2010年 9月 14日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]