ソニー、無線リアスピーカー採用3.1chシステム
-ユーザーの位置を判断。5.1chやバーSP単体も
HT-CT550W |
さらに、サウンドバータイプのスピーカー「SA-46SE1/40SE1/32SE1」の3機種も4月下旬に発売。オープンプライスで、店頭予想価格は「SA-46SE1」が15,000円前後、「SA-40SE1」が13,000円前後、「SA-32SE1」が1万円前後。
また、5.1chスピーカーと薄型アンプを組み合わせたシアターシステム「HT-SS380」も5月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は3万円前後。
■HT-CT550W
テレビの下部に設置する、薄型のバースピーカーと、メインユニット、ウーファで構成する3.1chシステム。バースピーカーはBRAVIA(HX920/HX820/HX720/NX720/EX720)の46/40型と、専用金具を使って一体設置する事もできる。金具はサイズ毎に2種類用意され、別売となる。46型用金具は「WS-CT550B46」、40型用は「WS-CT550B40」で、価格は各7,770円。
サブウーファを2.4GHz帯を使い、ワイヤレス接続できるのが特徴。柔軟な設置ができるという。
また、独自のフロントサラウンド機能「S-Force PRO フロントサラウンド」を一新し、3D映像にマッチする音場表現を行なえる「S-Force PRO フロントサラウンド 3D」を採用している。アルゴリズムの再調整することで、視聴位置から画面方向への奥行き表現を強化したという。また、音場を上方にも広がるように補正し、画面位置と合ったセリフ定位を実現するとしている。
さらに、対応BRAVIAとの組み合わせで、視聴者が座る位置に応じて音場を自動で最適化する機能が利用可能。BRAVIAの「HX920」、「HX820」、「NX720」とHDMI接続し、ブラビアリンクをONにすることで、BRAVIA側の視聴位置自動調整機能と連動。BRAVIA側が座る位置に応じて、画質と音質を自動で調整してくれる。なお、BRAVIAのカメラのセンサーが検知できる範囲は半径約6m、横アングル約60度、縦アングル約40度。
番組と番組の間や、CMへ移ったときの音量差など、視聴中の突然の大音量を適正化させる「アドバンスト自動調整機能」も搭載。番組のジャンルに合わせて音質を自動調整する「シーンセレクトリンク」機能にも対応。オートジャンルセレクタ機能も備えている。
また、BRAVIAのテレビに搭載するウィジェット機能「アプリキャスト」で配信される「オーディオ機器コントロール」アプリにも連動。サウンドモードの変更や、入力切替などのメニューがテレビ画面に表示され、テレビのリモコンで設定できる。
アンプはフルデジタルアンプの「S-Master」で、最大出力はフロントが100W×2ch、ウーファが100W。ユニットは50mm径フルレンジ×2と、160mm径ウーファ×1。エンクロージャはバスレフ。音声のデコーダは、Blu-rayソフトなどに収録されるドルビーTrueHD、DTS-HD MasterAudioなどのHDオーディオに対応。HDMIは3入力、1出力を装備。3D映像の伝送や、ARC(オーディオリターンチャンネル)にも対応する。光デジタル×2/同軸デジタル×1とアナログ×1の音声入力も備える。また、FMチューナも内蔵する。
外形寸法と重量は、メインユニットが約270×286×60mm(幅×奥行き×高さ)で、1.9kg。バースピーカーは約948.2×40×75mm(同)で、2.3kg。ウーファは約270×280.5×389mm(同)で、8.8kg。
■SA-46SE1/40SE1/32SE1
上からSA-46SE1/40SE1/32SE1 |
いずれのモデルも最大出力は20W×2ch。ユニットは65mm径のフルレンジで、65mmのパッシブラジエーターも備えている。スタンダード、ムービー、ゲーム・ボイスという3種類のサウンドフィールドが利用できる。
入力はステレオミニ1系統で、ピンプラグへの変換アダプタを同梱する。HDMI端子やデコーダなどは備えていない。
テレビとの電源連動や、音量連動機能も装備。リモコンも付属する。外形寸法と重量は、46SE1が約1,077.6×67.7×80mm(幅×奥行き×高さ)で約2.5kg、40SE1が約942.2×67.7×80mm(同)で約2.2kg、32SE1が約754.2×76.7×80mm(同)で約1.9kg。
40型BRAVIAとSA-40SE1の一体設置イメージ | テレビの前に設置したところ | 壁掛けにも対応する |
■HT-SS380
HT-SS380 |
さらに、映画館特有の響きや「広さ」と「高さ」の音場を再現するという「HD-D.C.S.」にも対応。独自の自動音場補正機能「D.C.A.C.」も搭載しており、付属の測定用マイクを用いて30秒で音場を補正できる。
アンプ部はフルデジタルの「S-Master」。最大出力はフロント用が120W×2ch、センターが120W、サラウンドが120W×2ch、サブウーファが120W。ユニットは、フロントとリアが55×80mm径でバスレフ。センターが30×60mm径でアコースティックサスペンション型。サブウーファは160mm径でバスレフ。
HDMIは3入力、1出力。3D映像の伝送や、ARC(オーディオリターンチャンネル)に対応。ブラビアリンクもサポートし、他社製品とのHDMI CEC連動もできる。オートジャンルセレクター、シーンセレクト連動にも対応。アプリキャストの「オーディオ機器コントロール」アプリとも連動できる。HDMI以外に、光デジタル×2/同軸デジタル×1とアナログ×1の音声入力も備える。
アンプ部にはFMチューナも内蔵。外形寸法は、アンプ部が約430×306×65mm(幅×奥行き×高さ)で、約3kg。フロントが約85×95×220mm(同)で約0.46kg、センターが約315×60×55×mm(同)で約0.31kg、リアが約85×95×220mm(同)で、約0.53kg。ウーファが約260×270×265mm(同)で約3.6kg。
(2011年 3月 16日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]