中国メーカーaigo、日本市場に本格展開
-エグゼモードが代理店。「aigo Pad」など投入
手のひらサイズながらLED光源で100ルーメンの輝度を持つ「aigo SiLKプロジェクターnano PT6216」 |
エグゼモードは、中国のメーカー愛国者(aigo)の日本市場における総代理権を取得。同社製品のマーケティングと販売を、本格的に開始すると発表した。
なお、エグゼモードの親会社であるフリービットとaigoは、中国におけるデジタル家電開発を行なう合弁会社を設立しており、中国で家電を開発・製造している。この製品を、フリービットとエグゼモードが日本市場向けに最適化し、aigoプロダクトとして日本で販売するという。
製品群には、絹(SiLK)のようになめらかな、ネットワーク時代の新しいライフスタイルを提案するという「aigo SiLK」シリーズと、PC周辺機器やデジタル顕微鏡などを揃える「aigo Legacy」シリーズの2つがある。この内、「aigo SiLK」シリーズでは、カテゴリとして「aigoプロジェクター」、「aigoストレージ」、「aigoクラウドプレイヤー」などを準備。「aigoデジタルスキャナー」も登場予定という。
具体的な製品として、プロジェクタでは、手のひらサイズながらLED光源で100ルーメンの輝度を持つ「aigo SiLKプロジェクターnano PT6216」(49,800円)。コンパクトなデジカメにプロジェクタを搭載した「aigo SiLKプロジェクターCam AHD-X1」(直販専用19,800円)。レンズの下にプロジェクタを内蔵し、1080p撮影が可能なビデオカメラ「AHD-X8」(34,800円)もラインナップする。
コンパクトなデジカメにプロジェクタを搭載した「aigo SiLKプロジェクターCam AHD-X1」 | レンズの下にプロジェクタを内蔵し、1080p撮影が可能なビデオカメラ「AHD-X8」 |
「aigoクラウドプレイヤー MP6 E811」は、手のひらにも乗せられる小型筐体を採用した一体型のプレーヤーで、スピーカーやアンプ、ディスプレイを搭載。SDカードスロットを備え、メモリーカードに保存した動画や音楽が再生できるほか、インターネットラジオの受信機能、ネットの動画配信を表示する機能なども搭載。価格は未定だが、14,000円~19,000円程度が予定されている。
ほかにも、薄さ3mmで64GBの薄型ストレージや、PCM録音が可能なボイスレコーダ、3.5型ディスプレイを備えた電子顕微鏡などもラインナップする。
「aigoクラウドプレイヤー MP6 E811」 |
aigo Padも投入予定 |
さらに「aigo Pad」と名付けられたAndroid OS採用のタブレットも発売予定。バージョンは2.3ベースになる予定で、前面と背面にカメラを内蔵。通信機能はIEEE 802.11a/b/gの無線LANに加え、W-CDMAにも対応。フリービットはNTTドコモの回線を使ったMVNO事業に参入しており、ドコモ回線が利用可能。
DTIのハイブリッドモバイルプランを使い、帯域制限無しの最大7.2Mbpsの通信や、全国4,000カ所での公衆無線LAN接続が可能で、月額2,980円で提供できるようにする予定。さらに、「aigo Pad」をモバイルルータとして動作させ、他の機器をネット接続できるようにするテザリングも認めた形での提供が予定されている。
(2011年 4月 21日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]