ソニー、BDにも対応したカメラ用単体BD/DVDライター

-AVCHDをPCレスでBDに。PC用BDドライブ使用可能


BD/DVDライター「VBD-MA1」

 ソニーは、PCを使わず、ビデオカメラで撮影したAVCHD動画をBD/DVDメディアに書き出せるライター「VBD-MA1」を8月5日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は3万円前後。

 ビデオカメラ用ライターとして、同社で初めてBDの書出しにも対応した単体ライター。ビデオカメラとUSBで接続して書き出せるほか、メモリースティック デュオやSD/SDHC/SDXCカードのスロット、DV入力、アナログAV入力(コンポジット)も装備。映像を記録したメモリーカードや、SD映像機器から入力した映像をBD/DVDメディアに書き出せる。ただし、SD映像のBD書き出しには対応しない。

 また、PC接続用のUSB端子も用意。書き込み対応の外付けBDドライブとして使う事もできる。

PCと接続して外付けBDドライブとして使う事もできる上が背面の入力端子部。その下の2つが、側面。メモリーカードスロットやUSB入力を備えている

 記録対応ディスクはBD-R/R DL、BD-R LTH、BD-RE/RE DL、DVD+R/R DL、DVD+RW、DVD-R、DVD-RW。前述の通り、DVテープなどのSD解像度の映像はBDへの記録はできない。また、1080/60p、3D映像のダビングにも非対応。DVD+R DLメディアは、DV/アナログAV入力時のみ使用できる。

 静止画の保存にも対応。BD/DVDに静止画と動画をまとめて書き出す事もできる。JPEGや3D形式の静止画であるMPO、ソニー製カメラで採用されているRAW形式であるARWにも対応する。

 ドライブはBDXLには非対応。最大記録速度はBD-R 6倍速、BD-R DL 6倍速、BD-RE 2倍速、BD-RE DL 2倍速、DVD+R 8倍速、DVD+R DL 6倍速、DVD+RW 8倍速、DVD-R 8倍速、DVD-R DL 6倍速、DVD-RW 6倍速、DVD-RAM 5倍速、CD-R 24倍速、CD-RW 16倍速。対応OSはWindows XP/Vista/7。

 簡単操作も特徴で、USBでビデオカメラと接続し、ワンタッチボタンを押すだけで書き込みが開始される。2.7型のカラー液晶ディスプレイも装備。ディスプレイでシーンや撮影日を選択してダビングするモードも用意。

 同社ビデオカメラの高ビットレートモードである「FXモード(24Mbps)」で録画した映像の書き出しにも対応。ハイライト再生モードで作られた動画をそのまま書き出したり、新たに撮影された映像だけを自動ダビングする「つづきダビング」などのモードも用意する。

 BDと、AVCHD方式のDVD作成時には、ディスクメニューも作成でき、各シーンの冒頭10秒間を順番に再生する「Disc Index」機能も用意する。

 PC接続時、PCにPMB(Picture Motion Browser)がインストールされていれば、動画のカットや結合などの編集を行なった上でディスクに書き出す事ができる。。

 外形寸法は約161.5×144×42.6mm(縦×横×厚さ)。重量は約550g。

ビデオカメラとの接続イメージ2.7型カラー液晶ディスプレイも備えている

(2011年 7月 20日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]