ソニー、プロジェクタ搭載の低価格ビデオカメラ

-実売55,000円。4色カラーの「HDR-CX270V」も


エントリー向けの「HDR-CX270V」

 ソニーは、デザインにこだわったビデオカメラとして「HDR-CX270V」を1月20日に発売する。カラーはクリスタルブラック(B)、プレミアムホワイト(W)、サクラピンク(P)、ボルドーブラウン(T)を用意。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は65,000円前後。

 さらに、低価格ながらプロジェクタを搭載したモデルとして、「HDR-PJ210」も2月17日に発売する。価格はオープンで、店頭予想価格は55,000円前後。カラーはブラックとシャンパンシルバーの2色。




■CX270V

 レンズリング周りにアクセントのカラーを配するなど、デザインにこだわったモデル。従来モデルのCX180と比べ、撮像素子を強化。1/3.91型の543万画素、Exmor R CMOSを採用する。有効画素は223万画素。レンズはGレンズで、35mm換算時の焦点距離は29.8~894mm。光学30倍ズームで、エクステンデッドズーム利用時は55倍のズームが行なえる。さらに350倍のデジタルズームも搭載する。

CX270Vのサクラピンクモデル。レンズリング周りにアクセントのカラーを配している側面上から見たところ

 内蔵メモリは32GB。SD/SDHC/SDXCメモリーカードとメモリースティックデュオに対応したスロットも装備する。

 全画素超解像技術を使い、静止画は最大890万画素相当で記録が可能。GPS機能も強化。従来は地図データの収録国・地域が45エリアだったが、79エリアに強化。地図情報自体も詳細になった。日本国内のデータはゼンリンのものを使っている。

サクラピンク(P)モデルカラーバリエーションはリスタルブラック(B)、プレミアムホワイト(W)、サクラピンク(P)、ボルドーブラウン(T)の4色

 上位モデルで搭載している、自動風ノイズ低減機能やくっきり音声機能も搭載。自動風ノイズ低減機能は、風でマイクがふかれている事をカメラが自動で認識し、風ノイズ周波数をカットするもの。くっきり音声機能は、顔認識機能も活用したもので、カメラが人を撮影していると判別し、周囲のノイズをカットするもの。騒音のある街頭などで、カメラに向かって撮影している際に、「ニューヨークに着きました」などの声が明瞭に収録できる。

 動画はAVCHDで、1,920×1,080/60p/60i、1,440×1,080/60i、720×480/60iでの撮影が可能。液晶モニタは3型のクリアフォト液晶プラスで23万画素。ゴルフショット機能やハイライト再生・シナリオ保存機能、イベントブラウズ機能なども装備。USB端子とHDMIミニ端子を備え、USB経由での充電も可能。

 外形寸法は52.5×112.5×55mm(幅×奥行き×高さ)。重量は本体のみで約205g、付属バッテリ込みでは約255g。



■PJ210

PJ210

 低価格・小型ながらプロジェクタも搭載したビデオカメラ。プロジェクタ非搭載の従来モデルCX180と比べ、外形寸法が52.5×123.5×57mm(幅×奥行き×高さ)から、58×114×56mm(同)と小型化。重量も300gから252gへと軽量化している(バッテリ込みの状態)。本体のみの重量は約210g。

 内蔵メモリは8GB。SD/SDHC/SDXCメモリーカードとメモリースティックデュオに対応したスロットも装備する。


PJ210カラーはブラックとシャンパンシルバーの2色

 撮像素子は1/5.8型の「Exmor R」で、150万画素。動画撮影時の有効画素は131万画素。静止画は133万画素。静止画撮影時は全画素超解像を使い、530万画素相当での保存も可能。

 レンズはカールツァイスのバリオ・テッサー。35mm換算の焦点距離は36~1,080mmの光学25倍、エクステンデッドズーム時は30倍のズームが可能。光学手ブレ補正は備えていないが、電子式手ブレ補正が利用でき、ワイド側で10倍の補正が行なえるアクティブモード仕様となる。

 動画はAVCHDで、1,920×1,080/60p/60i、1,440×1,080/60i、720×480/60iでの撮影が可能。顔検出、優先顔キメ、スマイルシャッターなどの機能を装備する。液晶モニタは2.7型のクリアフォト液晶。USB充電に対応する。



(2012年 1月 11日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]