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izo、USB DAC搭載ヘッドフォンアンプ「iHA-21EX-2013」

DDCやプリアンプ機能も。別売専用電源も用意

USB DAC/DDC搭載ヘッドフォンアンプ「iHA-21EX-2013」

 izoは、USB DAC/DDC搭載ヘッドフォンアンプ「iHA-21EX-2013」を12月10日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は87,800円前後。

 なお、同モデルは付属ACアダプタで動作するが、別売のizoデスクトップシリーズ専用電源「iPSU-1-2013」も利用可能。発売日は12月10日で、価格はオープン、店頭予想価格は45,800円前後。「iHA-21EX-2013」と「iPSU-1-2013」のセットモデル「iHA-21EX-PSU-2013」も、オープン/店頭予想価格129,800円前後で発売される。



iHA-21EX-2013

「iHA-21EX-2013」の背面

 「iHA-21EX-2013」は、USB DAC/DDC、ヘッドフォンアンプ、プリアンプの機能を備えた製品。USBはUSB Audio Class 2.0によるアシンクロナス伝送に対応し、PCと接続して最高24bit/192kHzでのハイレゾ音源再生が可能。

 USBコントローラのクロックには高精度な44.1kHz系と48kHz系のクロックを個別搭載し、ジッタを抑えた処理を可能にしたという。また、Direct SoundやWASAPIに加え、ASIOドライバーにも対応している。対応OSはWindows XP/Vista/7で、Vista/7は32bit/64bit両対応。Mac OS X 10.6以降でも利用できる。

 同軸デジタル出力も1系統装備。USB DDCとして使用できる。さらに、光デジタルと同軸デジタル入力も備えている。DACはTIの「PCM1795」。±1.0ppm精度の高精度TCXO(温度補償型水晶発振器)のクロックで動作させている。DAC音色部のオペアンプは、TIの「LME49990」。

 RCAのアナログ音声入出力も各1系統装備。プリアンプとして使えるほか、ボリュームを経由せずダイレクトに出力する音量固定出力も利用できる。BrownDog変換基板を採用し、TIのオペアンプ「LME49880」を搭載。周辺回路のマッチングも行なうことで、音質を向上させたという。

 ヘッドフォン出力は標準ジャックを1系統。ヘッドホン/アナログ出力から発生するポップノイズを遮断する「ZERO POP II」も装備する。SN比は118dB以上。ダイナミックレンジは123dB(アンバランスRCA出力)、周波数特性は10Hz~20kHz。定格出力は500mW×2ch(64Ω)、60mW×2ch(600Ω)。

 消費電力は最大18W(ACアダプタ使用時)。スタンバイ時で1W。外形寸法は147×180×43mm(幅×奥行き×高さ)。重量は1kg。



iPSU-1-2013

 izoデスクトップオーディオ向けの専用電源ユニット。付属ACアダプタの代わりに使う事で、より安定した電源供給を実現するという。

「iHA-21EX-2013」と「iPSU-1-2013」を重ねたところ
「iPSU-1-2013」
「iPSU-1-2013」の内部

 ヘッドホンアンプ本体から電源部を分離することで、電源部回路から発生するノイズを遮断でき、「よりノイズ感の無いクリアな音質を実現し、超低域から高域まで全ての音域においてパワー感をあたえ、解像度感を向上させる」とする。

 接続は付属の専用ケーブルで行なう。「iTRST」(izo True Rail voltage Source Technology)技術により、DAC部、アナログ入力部、アンプ、アナログ出力まですべての回路で高純度の電源が活用できるという。

 なお、1台の電源ユニットから2つのizoデスクトップオーディオ製品に電源供給が可能だが、電源に付属する専用ケーブルは1本なので、追加で直販サイトよりケーブルを購入する必要がある。

 消費電力は最大45W×2。重量は1.28kg。対応製品はiHA-32/S、iHA-21EX、iHA-21、iHA-1シリーズ、iDAC-1。

(山崎健太郎)