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ビフレステック、卵型スピーカーD'Eggの「東大モデル」

東京大学らと共同開発の素材を採用。ペア10万5,000円

D'Eggの東大モデル

 ビフレステックは、タマゴ型スピーカー「D'Egg」(TGA-1B1)シリーズの派生モデルとして、「東大モデル」を発売した。

 販売は、東京大学コミュニケーションセンター(UTCC)と、UTCCの直販サイトで1月から行なっており、3月21日に開館したJPタワー(旧東京中央郵便局舎)内にあるIMT Boutiqueでも販売を開始した。価格は既存モデルと同じペアで10万5,000円。

 「D'Egg」は、黄金比(1:0.618:0.382)を用いて製作したというタマゴ型のエンクロージャを採用したスピーカー。±120度以上の広い指向特性を持ち、本体形状と同じ曲率の振動板を開発・搭載することで、定在波や付帯音の発生も低減。形状の効果でエンクロージャの剛性も高く、ピュアで自然な音の再生が行なえるモデルとしている。

 「東大モデル」は、東京大学・伊藤耕三研究室から生まれた世界初の可動架橋点を持つ超分子材料を振動板のコーティング材に採用し、高音質化を図った製品。振動板の上部には、東京大学の“コミュニケーションマーク”を刻印している。

 「D’Egg」の振動板は外側に丸みのある凸形状のため、軽く剛性の高いフラーレン/マイカ・ナノコンポジットを採用している。しかし、軽量なため振動板の不要な分割振動により高音域における音の乱れの発生が起きていた。これを解決するため、コーティング材として、前述の超分子材料を採用。東京大学とアドバンスト・ソフトマテリアルズ(ASM)、日産自動車が共同開発した環動高分子材料(セルム スーパーポリマー/スライドリングマテリアル)をベースにしたコーティング材料「Sound Tuning Varnish」(STV)を振動板に塗布している。これにより「特に10KHz以上の高周波で内部損失が顕著に増大し分割振動が低減、フラットで伸びのある高域再生が可能となった(実効周波数範囲:70~40,000Hz -10dB軸上)」としている。

 ユニット径は9cm相当(楕円振動板)で、エンクロージャは密閉型。定格入力は15W、最大入力は30W。インピーダンスは4Ω。実効周波数範囲は70Hz~20kHz、感度は80dB、外形寸法は140×140×220mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約0.9kg(本体のみ)、約1kg(スタンド含む)。

(中林暁)