ニュース

ジャパンディスプレイ、2D/3D切替対応12.2型液晶

ヘッドトラッキングで3D視域を最適化。車載展開へ

 ジャパンディスプレイは、2D/3D切り替え可能な12.2型液晶ディスプレイを開発した。5月21日から23日までカナダで開催される「SID(Society for information display)2013」で展示。車載用途を想定し、ヘッドトラッキング連動(頭の動きに追従)3D表示のデモンストレーションを行なう。

 2D/3D切り替え可能な液晶ディスプレイで、解像度は2D表示時で1,920×720ドット、3D表示時で960×720ドットとなる。特徴は高精細化と3D表示に可変視差バリア方式を採用したことで、2D/3Dの切り替えだけでなく、3D視認領域を変更できるようにしたこと。

 視認者の頭部位置を追尾するヘッドトラッキングシステムと連動することで、視認者への3D視域の最適化を図る。

 輝度は2D表示時で1,300cd/m2、3D表示時で500cd/m2。表示コントラストは1,300:1。3D表示視認距離は880mm、3D表示クロストークは3.8%(Min)。

(臼田勤哉)