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ソニー、メモリ8GBに強化した水泳用ウォークマンW

「NWD-W274S」。防水イヤーピースを同梱

NWD-W274(ブルー)

ソニーは、スポーツ対応のウォークマンWシリーズ新製品「NWD-W274S」を10月19日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は13,000円前後。内蔵メモリは8GB。カラーはブラック(B)、ブルー(L)、ホワイト(W)の3色。

 水泳や、ランニング、トレーニングジムなどでの利用を想定した、イヤフォン一体型/ネックバンド式のウォークマン。従来モデル「NWD-W273」からの変更点は、メモリを4GBから8GBに拡張したほか、新たにプレイリスト再生に対応したこと。さらに通常のイヤーピースだけでなく、水泳用のイヤーピース(S/M/L)が付属する。

NWD-W274利用イメージ。防水対応
3色のカラー展開
NWD-W274S(ブラック)
NWD-W274S(ブルー)
NWD-W274S(ホワイト)
水泳用のイヤーピースが付属

 同社の従来モデルユーザー調査では、大容量化を望む声が多かったほか、水泳で利用している人が約22%と多く、水泳時のドライバ部の浸水対策を望む声が多く寄せられていたという。従来の標準イヤーピースではドライバ部に水が浸水するため、利用後にドライバの水抜きをする必要があった。新たに付属する水泳用イヤーピースでは、イヤーピースのドライバ部に薄膜を配することで水の侵入を抑え、こうした手間を防いでいる。

 その他の主な仕様はW273を踏襲しており、JIS IPX5/8相当(2m防水)に準拠。IPX 8は、等級7(水中1mに30分没しても有害な影響を生じる量の水の侵入がない)より厳しい条件でも利用できるというもので、プールなどで泳ぎながら使用可能(施設のルールに準ずる)。

マグネットで一体化して収納

 イヤフォンはカナル型(耳栓型)で、13.5mm径ユニットの「EXヘッドホン」を採用。ネックバンドは、耳の後ろの部分で本体をホールド。R側の側面に電源ボタンとスライド式の電源ロックを装備している。

 パソコンとの連携は、ケーブル直出しのUSBクレードルを利用。ドラッグアンドドロップでの楽曲転送に対応するほか、楽曲転送ソフト「Media Go」も利用できる。対応フォーマットは、ATRAC/MP3/WMA/AAC/リニアPCM(WAV)で、ハイレゾ楽曲やDRM付きファイルには非対応。

 楽曲のダイジェスト再生機能「ZAPPIN」を搭載し、PC用アプリケーション「Media Go Ver.2.5」で12音解析した曲の場合、サビに相当すると判断された部分を抜き出して連続再生できる。新たにプレイリスト再生にも対応した。充電はUSB経由で行ない、3分充電で約60分の再生が可能。連続再生時間は約8時間。重量は約29g。標準イヤーピース(S/M/L/LL)と、水泳用イヤーピース(S/M/L/LL)が付属する。

(臼田勤哉)