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最大11.1ch DTS Headphone:X対応ヘッドフォン「RP-HX750」

パナソニックが3製品。3,000円のHX350も

RP-HX750

 パナソニックは、最大11.1chのサラウンドをヘッドフォンで体験できる「DTS Headphone:X」に対応したヘッドフォン3製品を6月13日より発売する。50mmドライバ搭載の「RP-HX750」と、40mmドライバ「RP-HX550」、36mmドライバ「RP-HX350」を用意し、価格はオープンプライス。店頭予想価格はHX750が1万円前後、HX550が6,000円前後、HX350が3,000円前後。

3色展開のRP-HX550
5色展開のRP-HX350

 DTS Headphone:Xhは、DTSによる最新サラウンド技術で、ステレオヘッドフォンで、最大11.1chのサラウンドを実現するもの。「ヘッドフォンで聴いた音が頭の中で鳴るのではなく、自分の周りをスピーカーが取り巻いているかのように頭の外にサウンドが広がる」とする。

DTS Headphone:Xのロゴ

 DTS Headphone:Xの効果を楽しむためには、専用エンコードが行なわれたコンテンツを対応アプリ「DTS Headphone:X Music Live」で再生する必要がある。コンテンツは別売で、アプリの対応OSは、Android 4.1以降とiOS 7.0/7.1。

 いずれも、耳を包み込むアラウンドイヤータイプの密閉型ヘッドフォンで、3モデルの違いはドライバユニットなど。DTS Headphone:Xを利用しない場合は、通常のステレオヘッドフォンとして楽しめる。

 HX750は、大口径ドライバの採用のほか、大型ハウジングを採用することで、「空間をビートの効いた重低音で満たす」とする。また、制振スタビライザーの搭載により、不要振動を抑えて高音質化を図っている。カラーはシルバー(-S)のみ。

 HX550は、40mmドライバの採用と、ダイナミックな重低音再生が特徴。カラーはホワイト(-W)、ブラック(-K)、ゴールド(-N)の3色。HX360は、36mmドライバを搭載し、全帯域でパワフルな音を実現するという。カラーはブルー(-A)、ブラック(-K)、ホワイト(-W)、レッド(-R)、パープル(-V)の5色。

 いずれも、密閉型のオーバル型イヤーパッドの採用により、ハウジングの密閉性を向上。低音再生能力を高めている。HX750/HX550は、柔らかい素材でやさしい装着感というコンフォートイヤーパッドを採用。また、HX750/HX550はケーブル片出しとなっている。ケーブルは1.2mのフラットタイプ。

 再生周波数帯域は、7Hz~27kHz(HX750)、8Hz~26kHz(HX550)、9Hz~25kHz(HX350)、音圧感度は100dB/mW(HX750)、96dB(HX550)、107dB/mW(HX350)。インピーダンスは32Ω。ケーブルを含む重量は304g(HX750)、260g(HX550)、195g(HX350)。

(臼田勤哉)