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iFI-Audio、7万円を切るDSD 512/PCM 768対応ポータブルアンプ「micro iDSD」7月19日発売

 トップウイングは、iFI-Audioの新製品であるUSB DAC兼ヘッドフォンアンプで、プリアンプとしても使える「micro iDSD」を7月19日に発売する。価格は69,000円。世界512台限定でシリアルナンバー入りとなり、日本への割り当ては150台を予定。二次ロットは8月下旬になるという。

 また、iFI-Audioの製品を乗せられる専用ラック「iRack」、ラックとRCAケーブルをセットにしたモデルも7月19日に発売する。

micro iDSD

micro iDSD

 5月に開催された「春のヘッドフォン祭2014」に展示されたものから仕様を変更、DSD 512やPCMの768kHzまで対応するという、高スペックが特徴。

 TIバーブラウンのデュアルコア構成チップセットを搭載。パソコンとUSB接続し、DSD 512/256(11.2MHz)/128(5.6MHz)/64(2.8MHz)、DXD(768/705.6/384/352.8kHz)、PCM(768/705.6/384/352.8/192/176.4/96/88.2/48/44.1kHz)をサポート。DSD/PCM、それぞれ3段階のデジタルフィルタも選択できる。

 USB入力はアシンクロナス伝送に対応、デジタル入力は同軸/光(コンバーチブル)入力も装備。ステレオミニのアナログ入力も搭載する。出力は、同軸デジタル、RCAのアナログラインアウト、標準プラグのヘッドフォン出力を用意する。

同軸デジタル入出力、アナログRCA出力を装備
ステレオミニのアナログ入力も装備する
側面

 オリジナル技術の「3Dホログラフィックサウンドシステム」や、XBass、 Direct-Driveに加え、新開発のiEMatchやHeadamp Turbo技術も搭載。様々なヘッドフォンを「揺るぎない音質でドライブできる」という。最大出力は8Vrms/4,000mW(16Ω)。

 4,800mAhのリチウムポリマーバッテリを搭載。12時間の使用ができるほか、iPhoneなどのスマートフォンを1.5Aで充電する事も可能。モバイルバッテリとして使う事もできる。外形寸法は67×177×28mm(幅×奥行き×高さ)、重量は310g。

 なお、音元出版の「NetAudio」誌2014秋号(7月19日発売)に、付録としてiFI-Audioサポートの音源が付属する。Technoboys P.G.によるオールアナログシンセをフル活用したという録り下ろしDSD 256音源で、micro iDSDやnano iDSDで再生できるという。

専用ラック「iRack」

 また、iFI-Audioの製品を乗せられる専用ラック「iRack」も7月19日に発売する。価格は15,000円。組み立て式で、段数は2~4段でカスタマイズできる。

専用ラック「iRack」
コンポを設置した使用イメージ
RCAケーブルをセットにしたバージョンも用意する

 微振動を制御する非磁性ステンレススチールピラーを採用。棚は、共振を抑えたオーガニックガラス製。天然ゴム製のOリングも各所に配置している。

 脚部には、精密加工されたスパイクと、専用のスパイク受けを採用。「microシリーズ専用だが、nanoシリーズが混在しても違和感なく使える」という。外形寸法は95×150×139mm(幅×奥行き×高さ)、重量は470g。

 「iRack」とRCAケーブルをセットにした製品も22,000円で発売する。ケーブルは20cmのものを2ペア、43cmを1ペア、3.5mmのミニミニケーブル×1本をセットにしている。

(山崎健太郎)