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オンキヨー、仏Cabasseの同軸ユニット搭載スピーカー「TRADITION MC40」など5機種

 オンキヨーは、フランス・Cabasse(キャバス)製のスピーカー2シリーズ計5モデルを'15年1月より発売する。同軸ドライバを搭載した「TRADITION MC40シリーズ」のトールボーイ/センタースピーカーと、スタンダードタイプ「TRADITION MT32シリーズ」のトールボーイ/センター/ブックシェルフをラインナップし、価格は、MC40のトールボーイ「JAVA」が18万円(1台)、MT32のトールボーイ「JERSEY MT32」が85,000円(同)、ブックシェルフ「ANTIGUA MT32」が95,000円(ペア)。それ以外のモデルの価格は後述する。なお、オンキヨー認定のIntegra Dealerと特約店のみでの販売となる。

ブックシェルフ型の「ANTIGUA MT32(WN)」

 Cabasseは、1950年にフランスで誕生したスピーカーブランド。家庭用だけでなく、映画館などの業務用機材も手掛けている。同軸ドライバを使った「SCS(Spatial Coherent Source)」システムが特徴で、スピーカーからの直接音と反射音の特性をコントロールしてバランスを調整。より広いスイートスポットを確保するという。オンキヨーは4月から同社製品の国内取り扱いを開始。球形の「IO2」などのモデルを販売している。

TRADITION MC40シリーズ

トールボーイの「JAVA(B)」

 トールボーイの「JAVA(B)」と、センターの「CABRERA(B)」は、前述のSCSシステムを採用したTC23同軸ドライバを搭載するモデル。両モデルとも、ツイータ+ミッドレンジの2ウェイ同軸ドライバ「BC10」に、2基の170mmウーファ「17MD18LB1」を加えた3ウェイ4スピーカー構成。1台の価格はJAVAが18万円で、CABRERAが13万5,000円。仕上げはGlossy Black。

 再生周波数帯域は、JAVAが59Hz~23kHz、CABRERAが70Hz~23kHz、クロスオーバー周波数は、それぞれ900Hz~3.4kHz、900Hz~3.2kHz。出力音圧レベルは、90dB、89.5dB。定格入力は110W、90W。最大入力は770W、630W。インピーダンスはいずれも8Ω。外形寸法と重量は、JAVAが250×350×1,100mm(幅×奥行き×高さ)、24.5kg。CABRERAが490×180×350mm(同)、11.5kg。

センターの「CABRERA(B)」

TRADITION MT32シリーズ

JERSEY MT32(EB)

 前述したMC40シリーズのサウンド設計を継承したというトールボーイスピーカー「JERSEY MT32」と、センタースピーカーの「SOCOA MT32」、ブックシェルフスピーカーの「ANTIGUA MT32」をラインナップする。価格は、トールボーイ「JERSEY MT32」が85,000円(1台)、センター「SOCOA MT32」が65,000円(同)、ブックシェルフ「ANTIGUA MT32」が95,000円(ペア)。仕上げは、3モデルともEbony(EB)とWalnut(WN)の3種類を用意する。

 JERSEYとSOCOAは、27mm径ツイータ「DOM37」1基と170mm径ウーファ「17TN15」2基の2ウェイ3スピーカー構成。ANTIGUAは、27mm径ツイータと170mm径ウーファが各1基の2ウェイ2スピーカー。

型番JERSEY MT32SOCOA MT32ANTIGUA MT32
種類トールボーイセンターブックシェルフ
構成27mm径ツイータ×1
170mm径ウーファ×2
27mm径ツイータ×1
170mm径ウーファ×1
再生周波数帯域69Hz~23kHz64Hz~23kHz57Hz~23kHz
クロスオーバー周波数3.5kHz2.7kHz2.66kHz
出力音圧レベル89dB88dB89dB
定格入力100W85W75W
最大入力700W600W550W
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
250×350×996mm470×370×160mm220×300×410mm
重量16kg8.5kg7.5kg
JERSEY MT32(WN)
SOCOA MT32(EB)
SOCOA MT32(WN)
ANTIGUA MT32(EB)

(中林暁)