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サエク、PC-Triple C導体の最上位RCAケーブルと初のXLRケーブル
(2014/12/12 14:08)
サエクコマースは、PC-Triple C導体を採用したRCAケーブルのフラッグシップモデル「SL-6000」と、同導体を用いた初のXLRケーブル「XR-3000」を12月20日に発売する。0.7mモデルの価格は、SL-6000が86,000円、XR-3000が29,000円。それぞれ0.7/1.2/1.5mのモデルを用意し、特注でそれ以外の長さにも対応可能。
いずれもPC-Triple C導体を用いたアナログ音声ケーブル。PC-Triple Cは、不純物の少ない高純度のOFC(無酸素銅)を、連続鍛造伸延技術により信号の伝送を妨げる結晶粒子を極力減らし、結晶と結晶粒界を長手方向に連続化させて高い導通性能を実現したもの。
RCAケーブルの「SL-6000」は、断面1sqのPC-Triple Cを採用し、「厚みのある音を再生可能」というフラッグシップモデル。構造は2芯ツイスト+糸介在で、絶縁体には比誘電率の低いフッ素樹脂を使うことで伝送速度を高めているほか、ノイズ対策として銅箔と編組の2重シールドを採用。外装は振動防止剤入りのポリエチレンシースの外側にカーボン含浸ポリウレタンメッシュを施して防振性と耐久性を高めた。ケーブル外径は9mm。プラグはコレクトチャック構造で、リン青銅の削り出しボディに特殊金メッキを施し、プラグカバーにはジュラルミンを採用している。
XLRケーブル「XR-3000」は、'13年に発売したラインケーブル「SL-5000」の思想を受け継いだというモデル。PC-Triple C導体を用いた初のXLRケーブルで、中心に単芯線、外周に編組を配したことでダイナミックレンジとSNを高めたという。導体の断面積は0.75sq。絶縁体には制振材入りの発泡ポリエチレンを採用。銅箔と編組の2重シールドを施している。外径は8mm。プラグはノイトリック製で金メッキ仕上げ。
型番 | SL-6000(RCA) | XR-3000(XLR) |
---|---|---|
0.7m | 86,000円 | 29,000円 |
1.2m | 93,000円 | 32,000円 |
1.5m | 97,000円 | 34,000円 |
2m(特注) | 11万円 | 36,000円 |
以降0.5mごとの価格(特注) | 7,500円/0.5m | 3,000円/0.5m |