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Dolby Visionを使ったHDR/4KテレビをVIZIOが発表。配信はVUDUで

 米Dolby Laboratoriesは13日(米国時間)、ハイダイナミックレンジ(HDR)映像技術の「Dolby Vision(ドルビービジョン)」の本格展開を発表した。米VIZIOの4K液晶テレビ「Reference Series」の65型、120型で対応する他、映像配信サービスの「VUDU」が対応し、ワーナー・ブラザーズの4K/HDRコンテンツを、映像配信サービスを家庭で体験可能となる。

Dolby Vision

 Dolby Visionは、映像の色表現やダイナミックレンジを高め、画質を向上するDolbyの新映像技術。ただし、実現にはコンテンツ制作から配信事業者、テレビなどのディスプレイまで、各領域/製品における対応が必要となる。

 今回VIZIOが初のDolby Vision対応テレビとして「VIZIO Reference Series」を発表。直下型LEDバックライトを採用し、384分割のローカルディミング(LED部分駆動)と、800nitのLED輝度を活かして、正確にコントラストをコントロールし、ダイナミックレンジを拡大。240Hz駆動によりなめらかな映像再生や、高色域表現、新開発のVM Ultra HDエンジンによる高画質化などを実現したという。

Dolby Vision対応の「VIZIO Reference Series」

 映像配信サービスは、ウォルマート傘下の「VUDU」がDolby Visionの導入を決定。コンテンツにおいては、ワーナーが「オール・ユー・ニード・イズ・キル」、「イントゥ・ザ・ストーム」、「LEGOムービー」などの新作や、「マン・オブ・スティール」、「シャーロック・ホームズ」などの4K/HDR化を進めていく。

VUDUにおけるUHD(4K)+HDRの配信イメージ

(臼田勤哉)