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ソニー、狙った音にフォーカスできるPCMレコーダ。ワイドFM録音も
(2015/10/22 13:05)
ソニーは、リニアPCM(WAV)/MP3録音対応のICレコーダ「UXシリーズ」2モデルを11月7日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は8GBメモリ内蔵の「ICD-UX565F」が14,880円前後、4GB内蔵の「ICD-UX560F」が11,880円前後。カラーは、8GBがシルバーとブラックの2色、4GBはゴールドとピンクも加えた4色をラインナップする。
パソコンへのUSBダイレクト接続が可能なPCM/MP3録音対応「UXシリーズ」の新モデル。録音時の新機能として、録音範囲を狭めることで前方の音を狙って録れる「フォーカス録音」に対応。また、左右の定位を強調してステレオ感をアップすることで、話していた人の位置が判別でき、議事録を取りやすいという「ワイド・ステレオ録音」も可能になった。
従来モデルと同様に、録音形式はリニアPCMが44.1kHz/16bit。MP3はステレオの192/128kbpsまたはモノラルの48/8kbpsから選択可能。内蔵メモリのほか、別売microSD/SDHC/SDXCカードへの録音もできる。再生はリニアPCM/MP3/WMA/AACに対応。
高感度/低ノイズな内蔵ステレオマイクと録音システムを組み合わせた「Sマイク・システム」を搭載。プラグインパワー対応のステレオマイク入力も装備する。録音時の機能として、シーンセレクト、ローカットフィルタ、デジタルVOR(音を感知して録音開始)、録音モニターなどを利用できる。モノラルスピーカーと、ステレオミニのヘッドフォン出力を装備する。
8GBモデル「ICD-UX565F」には、電話での会話を録音できるマイク付きイヤフォンも付属。通話の際にイヤフォンを耳に装着することで、自分と相手の声をレコーダに録音できる。また、マイク部にウインドスクリーンやクリップを装着して、ピンマイクとして発言などを録音することも可能。
再生時の速度調整(DPC)にも対応。FMラジオを搭載し、新たにワイドFM(FM補完放送)も聴取/録音可能になった。FM受信周波数は76.0~108.0MHzに対応する。付属するイヤフォンのケーブルをFMラジオのアンテナとして利用する。
バッテリを内蔵し、連続録音時間はPCMが約23時間、MP3が約27時間。FM受信/録音は約8時間。連続再生は、スピーカー利用時が約5時間、ヘッドフォン利用時は最大約45時間(MP3)。充電はUSB経由で行ない、3分充電で1時間利用できる。キャリングポーチや、PCソフト「Sound Organizer2」(本体メモリ内)が付属。8GBの「ICD-UX565F」には、USB-ACアダプタも同梱する。外形寸法/重量は2モデル共通で、約101.5×36.6×10.5mm(縦×横×厚さ)、約52g。