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ハイレゾプレーヤー「FiiO X7」にUSB DACやDLNA機能が追加。不具合修正も
(2016/2/2 15:32)
小柳出電気商会は2日、DSD 5.6MHzやPCM 384kHz/32bitなどのネイティブ再生が可能な、Android搭載ハイレゾプレーヤー「FiiO X7」のファームウェアアップデートを開始した。最新版のVer.1.8では新たにUSB DAC機能が追加され、FiiO MusicアプリがDLNAに対応。そのほか、さまざまな不具合修正が行なわれる。
アップデートにより、FiiO X7をパソコンに接続してUSB DACとして利用できる。ファームウェアのダウンロードページからWindows用ドライバファイルもダウンロードできる。また、FiiO MusicアプリにはDLNA機能が新たに追加される。DLNA機能の詳細は公式ページで案内される予定。いずれもX7発売時に、アップデートで後日対応と予告されていた。
FiiO Musicアプリには複数の不具合修正や機能変更が行なわれる。詳細は下記の通り。そのほか、サードパーティ製のプレーヤーアプリでハイレゾ音源を再生した際の音質向上や、サードパーティ製プレーヤー/Bluetooth機能利用時のボリュームレベル増加、ユーザーインターフェイスの不具合修正も行なわれる。
- アルバムがアーティストカテゴリ直下にあると開けない
- ライブラリスキャン中にまれにフリーズする
- microSDカード内のファイルが多い場合、X7がスキャン中に反応しなくなる(「スキャン中」の表示が出るよう修正)
- Bluetoothデバイスが再生/停止をコントロールできない
- 自動メディアライブラリ更新後に楽曲リストがアップデートされない
- EQ設定後に曲送り/曲戻しのボタンが効かなくなる
- 早戻しボタンの10秒長押しで曲の先頭に戻る
- ファイルがCUEシートで分割されている際、全体のファイルを非表示にする(分割トラックは表示)
- ボリュームボタン操作時、音量表示中に画面の上下スライドでも調整できる
- 1つの曲で歌詞表示位置を調整するとすべての曲にも適用される
- 「お気に入り」内の曲再生ポジションを記憶する
FiiO Musicアプリの不具合修正・変更点
FiiO X7は、ESS製DACチップ「ES9018S」を搭載。内蔵メモリは32GBで、1基のmicroSD/SDHC/SDXCスロット(最大128GB)も備える。 着脱可能なアンプモジュールにステレオミニのヘッドフォン出力を備えており、今後発売予定のオプションモジュールと着け替えてバランス接続などが楽しめるようになるという。
システムには音楽専用モードと、Androidアプリが使える2つのモードを用意し、切り替えて利用可能。昨年末のアップデート(Ver.1.5)でGoogle Playストアに対応し、サードパーティ製アプリが利用できるようになった。またPure Music/Androidのモード切替も、アイコンのタップで簡単に行なえるようになっている。