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PlayStation VRは10月発売で44,980円。年末までに50本タイトル。「台数を十分確保」

 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は16日、PlayStation 4用HMD「PlayStation VR」(PS VR/型番CUH-ZVR1)の発売時期を10月、価格を44,980円と発表した。10月に発売するのは日本、北米、欧州、アジア。

PlayStation 4用HMD「PlayStation VR」

 SCEの代表取締役社長 兼 グローバルCEOのアンドリュー・ハウス氏は、「PS VRの台数を十分に確保し、バラエティ豊かなソフトウェアタイトルのラインアップとともに世界中の皆様にお届けするべく、2016年10月にPS VRを発売する。(中略)これまでにないゲーム体験を実現するPS VRに引き続きご期待ください」とコメントしている。

 PS VR向けソフトの開発には、2K Gamesやユービーアイソフトなど、230社以上が参入を表明。160本以上タイトルが開発されており、PS VRの発売から2016年末までに「Eagle Flight」、「EVE: Valkyrie」、「Headmaster」、「Rez Infinite」、「Wayward Sky」、「RIGS: Machine Combat League」、「つみきBLOQ VR」、「Until Dawn: Rush of Blood」、「PlayStation VR WORLDS」など、50本以上のタイトルが発売予定。また、「THE PLAYROOM VR」というソフトが発売と同時に、PlayStation Storeにて無料配信される。

【訂正】記事初出し時、無料配信されるソフトを「PlayStation VR WORLDS」と記載しておりましたが、「THE PLAYROOM VR」の誤りでした。「PlayStation VR WORLDS」は有償販売となります。お詫びして訂正いたします。(3月16日)

 さらに、DICE、Lucasfilmはスター・ウォーズの世界を舞台としたFPS(ファーストパーソン・シューティング)として発売している「Star Wars バトルフロント」の、「全く新しいゲーム体験の開発に取り組んでいる」という。

PS VR利用時に必要なプロセッサユニット

 PS VRでは、ゲームプレイだけでなく、映像コンテンツ、シェアプレイ、Live from PlayStationのソーシャル機能など、PS4の様々なコンテンツや機能が利用できるシネマティックモードも搭載。

 さらに、全天球カメラなどで撮影された360度全方向を見渡せる写真や動画も再生可能。「あたかもその空間に自分が存在しているかのような体験が手軽に味わえる」という。

セッティング画面
スクリーンサイズ設定
動画ファイルの再生画面

 1,920×1,080ドット/5.7型の有機ELディスプレイを備え、左右の目にそれぞれ960×1,080ドットの映像を表示して3D立体視が可能。リフレッシュレートは120Hz/90Hz。視野角は約100度。3軸ジャイロ、3軸加速度で構成する6軸検出システムで、装着者の動きを検出する。

プロセッサユニット

 頭部に被ると3D空間がプレイヤーを取り囲み、頭部の動きや位置に合わせて映像が360度全方向にリアルタイムに変化。SCE独自開発の3Dオーディオ技術により、仮想空間内の音響も連動して変化。ワイヤレスコントローラーのDUALSHOCK 4やPlayStation Moveモーションコントローラを使って、仮想空間内の探検や、仮想キャラクターとの交流などが楽しめる。

 製品はVRヘッドセット、プロセッサユニット、接続ケーブルで構成。HDMIケーブル、USBケーブルも付属する。ヘッドセットにはHDMI、AUX、ヘッドフォン端子を装備。プロセッサユニットにはHDMI TV端子、HDMI PS4端子、USB端子、HDMI端子、AUX端子を装備。ケーブルを省いた重量はヘッドセットが約610g、プロセッサユニットが約365g。

内容物一覧

(山崎健太郎)