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キャリブレーションセンサー内蔵の24.1型液晶「ColorEdge CG247X」。DCI-P3比98%

 EIZOは、映像制作市場向けの液晶ディスプレイ新モデルとして、キャリブレーションセンサーを内蔵した24.1型フルHDの「ColorEdge CG247X」を6月3日より発売する。価格はオープンプライスで、直販価格(税込)は191,160円。

ColorEdge CG247X

 '14年発売の「ColorEdge CG247」の後継機種で、専用ソフトウェア「ColorNavigator」と組み合わせて使うキャリブレーションセンサーをモニター下部に内蔵するなど、正確な色表示を実現するための性能を引き継いでいる。

 表示規格である「DCI-P3」のカバー率は、従来の95%から98%に向上。Adobe RGBカバー率は99%。工場で1台ごとにRGB各色0~255の全ての階調を調整している。バックライトはLED。表面はノングレア(非光沢)。

 広色域のIPS液晶パネルを採用し、パネル解像度は1,920×1,200ドット。輝度は400cd/m2、コントラスト比は1500:1にそれぞれ向上(従来は350cd/m2、1000:1)。暗室の制作環境でも白浮きを抑え引き締まった黒を表示可能とする。視野角は上下/左右178度、応答速度は10ms(中間階調域)。

「ColorNavigator」でキャリブレーションできる

 電源を入れてから約3分で輝度/色度/階調特性が安定するように設計し、従来の7分から短縮している。また、画面の表示ムラを低減するデジタルユニフォミティ補正(DUE)回路の設定として、映像制作向けの高輝度/高コントラスト比を重視するオプション設定も用意。前面ボタンで切替えて利用できる。

 HDMIとDisplayPort/DVIを各1系統装備。USB 2.0ハブ2系統と、モニターコントロールのUSB 2系統も備える。消費電力は従来の32Wから32%抑え、22W。

 スタンドは128mmの高さ調整に対応。上30度のチルトと344度のスイーベル、90度のピボットが可能。100mmピッチのVESAマウントもサポートする。スタンドを含む外形寸法は575×245.5×417~545mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約8.9kg。ワンタッチで脱着可能な遮光フードが付属する。

(庄司亮一)